街の住みここちランキング2019<首都圏版>、総合トップ5「広尾・市ヶ谷・北山田・南阿佐ヶ谷・柏の葉キャンパス」―いい部屋ネット
2019年3月19日 11時13分更新
大東建託株式会社は、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に居住している人を対象に実施した、WEBアンケート形式による「その街に住んでいる人たちによる街の住みここち」調査結果を、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2019<首都圏版>」として集計し、発表した。
このランキングは、実際に居住している街(駅)についての満足度について、「大変満足:2」「満足:1」「どちらでもない:0」「不満:−1」「大変不満:−2」として平均値を集計したもの。
【街(駅)の住みここちランキング<総合>】
1位:広尾(東京メトロ日比谷線) 1.23点
2位:市ヶ谷(JR中央本線) 1.21点
3位:北山田(横浜市営地下鉄グリーンライン) 1.20点
4位:南阿佐ヶ谷(東京メトロ丸ノ内線) 1.20点
5位:柏の葉キャンパス(つくばエクスプレス) 1.20点
1位に輝いたのは、東京都渋谷区の広尾。高級住宅街として名高い広尾は、住んでいる人たちの層も限られる。2位の、東京都千代田区・新宿区にある市ヶ谷。さまざまな大学や企業、官公庁などが存在する街。TOP2はどちらも、治安がいいなどの理由があるようだ
【既婚世帯の年収別、街(駅)の住みここちランキング<総合>】
1位:土呂(JR東北本線) 1.00点
2位:千葉ニュータウン中央(北総鉄道) 1.00点
3位:国立(JR中央本線) 0.91点
4位:横浜(JR東海道本線) 0.90点
4位:亀有(JR常磐線) 0.90点
4位:武蔵小金井(JR中央本線) 0.90点
1位の土呂は、埼玉県さいたま市にある街。JR東北本線のほか、湘南新宿ラインや上野東京ラインが停車することもあり、都心に働きに出ている世帯にとって利便性に優れている。
2位の千葉ニュータウン中央も、北総鉄道のほか成田スカイアクセス線が停まることもあり、交通の便がよく、さらに駅前に大型スーパーがあるなど既婚世帯にとって便利な街。
【既婚:世帯年収400万以上800万円未満】
1位:北山田(横浜市営地下鉄グリーンライン) 1.33点
2位:門前仲町(東京メトロ東西線) 1.25点
3位:センター南(横浜市営地下鉄ブルーライン) 1.23点
4位:大崎(JR山手線) 1.20点
4位:根岸(JR京浜東北・根岸線) 1.20点
4位:白楽(東急東横線) 1.20点
4位:仲町台(横浜市営地下鉄ブルーライン) 1.20点
4位:高津(東急田園都市線) 1.20点
門前仲町と大崎以外は、すべて神奈川県の街がランクイン。都心から少し離れた街のほうが、年収と住みここちのバランスがとりやすいという理由か。
厚生労働省の「平成29年 国民生活基礎調査」によると、日本の平均世帯年収は約560万円。したがって、世帯年収400万以上800万円未満のこのランキングが、実質的な住みここちの評価ともいえそうだ。
【既婚:世帯年収800万以上1200万円未満】
1位:人形町水天宮A(東京メトロ半蔵門線) 1.50点
2位:勝どき(都営大江戸線) 1.38点
3位:北与野(JR埼京線) 1.36点
4位:後楽園G(都営三田線) 1.36点
5位:たまプラーザ(東急田園都市線) 1.31点
街(駅)のあとに「G」があるものは、近接する2駅をグループ化したもの。「A」は隣接する駅3以上をエリア化したもの。年収が上がってくると、ランクもガラっと変わり、先ほどと逆で、北与野、たまプラーザ以外はすべて23区の街となった。
【既婚:世帯年収1200万円以上】
1位:恵比寿(JR山手線) 1.40点
2位:日本橋京橋A(東京メトロ日比谷線) 1.39点
3位:神楽坂G(東京メトロ東西線) 1.36点
4位:後楽園G(東京メトロ丸ノ内線) 1.33点
5位:吉祥寺(JR中央本線) 1.31点
1位の恵比寿は手頃なスーパーが少なく比較的物価も高いが、年収が多ければ日々の生活費などはあまり影響しないのかもしれない。
すみここちは人によって、収入によって様々。引っ越しを検討であれば、このランキングを参考に、バランスのとれた街を探してみてはどうだろうか。
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