首都圏「借りて住みたい街」ランキング発表、1位は3年連続「池袋」―LIFULL調べ

2019年2月13日 13時51分更新


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 株式会社LIFULLは、「2019年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」を発表した。首都圏「買って住みたい街」ランキングは、昨年2位の「目黒」が初めて1位となり、2位には「八王子」、そのほか上位にも都心駅がランクインし、今年のキーワードは“都心回帰”という結果になった。

◆首都圏「買って住みたい街」「借りて住みたい街」ランキング
ライフル

■“データで見た”首都圏「買って住みたい街」「借りて住みたい街」ランキング、今年のキーワードは“都心回帰”
 「データで見た住みたい街ランキング」は、『LIFULL HOME’S』で住まいを探すユーザーの検索・問合せ数をベースに算出した“実際に探されている街・駅”のランキング結果。
 首都圏「買って住みたい街」ランキングは、昨年2位の「目黒」が初のトップを獲得。昨年までは「船橋」「戸塚」と2回にわたり都心以外の駅が1位だったが、今回3年ぶりに都心の駅が1位に返り咲いた。そして「目黒」は、昨年まで2年連続2位と安定して高い人気を誇っているが、駅前に大規模なタワーマンションができたことで環境がさらに大きく変化し、『職・住・遊』がバランスよく整った注目エリアへと発展していることがトップ獲得の要因となった。

 2位には「八王子」が昨年3位から上昇し、2年連続で上位にランクイン。「八王子」も駅前に新築マンションが相次いで誕生し、2018年は“マンション激戦区“として注目された。3位の「恵比寿」は、昨年の13位から大きく順位が上昇し、勢いを見せる結果となった。このほか「広尾」「月島」「人形町」「三越前」など都心駅が上位に順位をあげています。特に、住宅地としてのイメージの薄い「人形町」「三越前」に、単身者やDINKS向けのマンションが登場したことで新たな需要を呼び起こし、結果的に都心回帰を推し進めることになった。

■首都圏「借りて住みたい街」は4つの街が不動の人気
 首都圏「借りて住みたい街ランキング」は、「池袋」が3年連続で1位。賃貸物件は、都内に多数あるが、2位以下を大きく引き離し、不動の人気を保っている。「池袋」は、駅周辺が広く発展しており、商業施設や娯楽施設が集中する繁華街でエンターテインメント性があること、JR山手線や西武池袋線ほか計8路線が乗り入れるビッグターミナルでアクセスに便利なこと、大学や専門学校などが多くある学生の街であることなどが人気の理由と考えられる。
 2位以下も「川崎」「中野」「高円寺」と昨年と変わらず、同じランキング結果となった。1位から4位のいずれも「池袋」と似た特性をもつエリアで、街としての規模があり、交通利便性に加えて多様性とエンターテインメント性が高いことが賃貸人気を得やすい共通点がある。
 また、「本厚木」「柏」「津田沼」「千葉」など都心から一定の距離があるものの、拠点性があり、物価が安定しているエリアも上位にランクイン。

■(新設)“データで見た”首都圏 「買って住みたい」「借りて住みたい」行政区別ランキング

買って住みたい行政区
1位 東京都世田谷区
2位 東京都中央区
3位 東京都港区
4位 千葉県船橋市
5位 東京都渋谷区

借りて住みたい行政区
1位 東京都世田谷区
2位 東京都杉並区
3位 東京都新宿区
4位 東京都大田区
5位 東京都品川区

■「買って住みたい行政区」 世田谷区が1位に! 上位は都心と近郊が独占
 今回から開始した「買って住みたい行政区」で、1位に輝いたのは世田谷区。世田谷区は、城南エリアに位置し、面積が広く、二子玉川や成城を筆頭に、駒沢公園に下北沢、上野毛など以前から文化人も多く暮らす人気の街が点在している。また、砧(きぬた)公園や駒沢オリンピック公園、五島美術館、世田谷美術館など、大きな公園や文化施設が整い、自然が多く残る環境でもあり、都心ではなかなか手に入らない落ち着いた住環境と適度な利便性とのバランスの良さから多くの支持を集め、1位という結果になった。
 上位には中央区や港区、渋谷区、文京区をはじめとして都心と近郊の行政区がずらりと並び、やはり予算が許されるなら通勤・通学の便がよく、生活に便利な施設が整っている都心エリアで生活したいという気持ちがランキングに反映されている。
また、千葉県の船橋市が4位になったほか、東京都の八王子市や埼玉県の川口市、千葉県の市川市がランキングに登場し、都心へのアクセスが良好なベッドタウンのある行政区も、都心同様に支持が高いことが明らかになった。

■「借りて住みたい行政区」 1位は世田谷区! 利便性重視で準都心エリアに人気集中
 「借りて住みたい行政区」も「買って住みたい行政区」と同様に、世田谷区が1位に輝いた。世田谷区は、JR線は通っていないが、東急田園都市線や小田急小田原線、京王線・京王井の頭線と城南方面への私鉄路線が揃っており、東京メトロとの相互乗り入れによって都心へのダイレクトなアクセスが可能。主に新宿、もしくは渋谷方面へのアクセスを中心として交通利便性が確保されていることが1位となったポイントと考えられる。
 上位には2位の杉並区、4位の大田区をはじめ、都心隣接の「準都心エリア」が並んでおり、職住近接(職場と住居の距離が近い)環境と家賃相場とのバランスが取れたエリアの人気が高くなる傾向がある。都心では、港区が13位に登場するのみで、千代田区や中央区などはランキング外に。交通の便は良い一方で、家賃相場が極めて高いこともあり、都心の行政区は一般的な支持を得られていない。
 また、17位に船橋市、19位に市川市がランクインしており、「買って住みたい行政区」と同じく、都心へのアクセスの良さと相対的な家賃相場の安さから東京以外の行政区も一定の支持を集めている。

【調査概要】
○ データでみた住みたい街ランキング
対象期間:2018年1月1日 ~ 2018年12月31日
対象者:LIFULL HOME’S ユーザー 首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
集計方法:LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計
分析:LIFULL HOME’S 総研
 
 

 

 

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