クリスマスの海外旅行先ランキング、1位は台湾!ハイシーズンとなる国を避けて、その時期でも安く旅行できる国が人気―阪急交通社
2018年12月4日 11時30分更新
阪急交通社が、2018年12月24日の宿泊が含まれる海外ツアーの現時点での申込者数を集計。昨年に続き、クリスマスの海外旅行先ランキングを発表。各国のクリスマス事情、クリスマスマーケット情報と共に発表した。
全国各地で開催され、日本でも定着してきたクリスマスマーケット。その発祥はドイツのドレスデンと言われている。そのドイツをはじめ、オーストリア、チェコ、ハンガリーなど中欧諸国を巡るツアーは阪急交通社でも人気があり、本場のクリスマスマーケットを巡るツアーもある。
なお、クリスマスを目的としたツアーには限定しておらず、クリスマスとの関係が比較的強くはない国も上位にランクイン。クリスマスを楽しみたいという旅行者ばかりでもなく、ハイシーズンとなる国を避けて、その時期でも安く旅行できるという国を選ぶ方も多いようだ。
■2018年 クリスマスの海外旅行先ランキング
1位 台湾
2位 ドイツ
3位 オーストリア
4位 チェコ
5位 イタリア
6位 ハンガリー
7位 フランス
8位 エジプト
9位 ニュージーランド
10位 モロッコ
対象:2018年12月24日の宿泊を含む海外ツアー
*滞在先が複数国にわたる場合、必ずしも12月24日、25日にその国に滞在、宿泊しているとは限らない。
*調査時点でのランキング。
同じクリスマスマーケットでも、開催場所によって期間は異なる。どのホテルから近いかといった情報も個人では把握しづらい。阪急交通社では、その年ごとの情報を元にしたプランを立て、添乗員のいるツアーを多数案内している。もちろん個人で旅行の計画を立てる利用者に向けたホテルと航空券をセットにしたフリープランも豊富に取り揃えている。
1位 台湾
クリスマスの盛大なイベントとして台湾で有名なのは「新北市ハッピークリスマスシティ」というイベント。きらびやかなイルミネーションはもちろん、新北市政府庁舎では毎年プロジェクションマッピングも行われている。
ただ、台湾全体でクリスマスムードは日本より抑えめ。それでも1位の理由としては、通年での台湾旅行人気に加え、旅行代金が他方面に比べ安いこと、日本より温かく過ごしやすいことなどが推測される。クリスマスといっても長期休暇をとることは少ない日本人にとって、距離が近くて比較的手軽に行ける台湾は、この時期の海外旅行先として選びやすいこともあるかもしれない。なお、台湾でお祝いムードを味わいたい方は、旧正月を祝う2月の旅行もおすすめ。
2位 ドイツ
日本でも増えてきたクリスマスマーケット。その発祥の地ともされているのがドイツで、大都市だけでも2,500以上のクリスマスマーケットが開催されている。中でも、世界最古と言われるドレスデン、世界一有名と言われるニュルンベルク、世界最大と言われるシュトゥットガルト、この3つがドイツの3大クリスマスマーケットと呼ばれ、よく知られている。クリスマスタワー(クリスマスピラミッド)と呼ばれる塔を中心に、クリスマスに関連するさまざまなショップがオープン。カルトッフェルプッファー(じゃがいものパンケーキ)、シャンピニオン(マッシュルーム)といった定番料理とグリューワイン(ホットワイン)も思う存分楽しめる。マーケットには、実際に乗ることのできる観覧車やメリーゴーランド、ミニSLなども登場し、家族みんなで楽しめるものとなっている。
3位 オーストリア
音楽の国とも呼ばれるオーストリア。有名なクリスマス・キャロル(クリスマスを祝う歌)である「きよしこの夜」は、このオーストリアで誕生。1818年にオーベルンドルフという村の聖ニコラウス教会で初演された。クリスマスも至るところで音楽に触れることができ、ウィーン市庁舎、シュテファン大聖堂、ベルヴェデーレ宮殿など歴史ある建物の前ではクリスマスマーケットが楽しめる。オーナメントやクリスマスのお菓子などが売られており、飲物ではグリューワイン(ホットワイン)が定番だが、「プンシュ」と呼ばれる温かいカクテルもおすすめ。
クリスマスを楽しむ目的に王道の国へ旅行する、ハイシーズンとなる国を避けて安く旅行できる国へいく、この時期に検討してみてはどうだろうか。
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