和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド、沖縄県本部町の美ら海水族館がそれぞれ1位に!「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」
2018年9月21日 11時28分更新
旅行サイト「TripAdvisor」の日本法人であるトリップアドバイザーは、過去1年間にトリップアドバイザー上に日本語で投稿された口コミをもとに「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」を発表した。ランキングでは、動物園部門の1位に和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」、水族館部門の1位には、沖縄県本部町の「美ら海水族館」がそれぞれ選ばれた。
【日本の動物園ランキング2018 トップ10】
1 位 アドベンチャーワールド/和歌山県白浜町
2 位 高知県立のいち動物公園/高知県香南市
3 位 旭山動物園/北海道旭川市
4 位 神戸どうぶつ王国/兵庫県神戸市
5 位 掛川花鳥園/静岡県掛川市
6 位 東山動植物園/愛知県名古屋市
7 位 神戸市立王子動物園/兵庫県神戸市
8 位 那須どうぶつ王国/栃木県那須町
9 位 富士サファリパーク/静岡県裾野市
10 位 伊豆シャボテン動物公園/静岡県伊東市
【日本の水族館ランキング2018 トップ10】
1 位 沖縄美ら海水族館/沖縄県本部町
2 位 鴨川シーワールド/千葉県鴨川市
3 位 大分マリーンパレス水族館 うみたまご/大分県大分市
4 位 名古屋港水族館/愛知県名古屋市
5 位 鶴岡市立 加茂水族館/山形県鶴岡市
6 位 鳥羽水族館/三重県鳥羽市
7 位 九十九島水族館 海きらら/長崎県佐世保市
8 位 アクアワールド茨城県大洗水族館/茨城県大洗町
9 位 新江ノ島水族館/神奈川県藤沢市
10 位 のとじま水族館/石川県七尾市
今回発表された「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」では、日本人旅行者から人気の高い動物園TOP10と水族館TOP10が選出された。ランクインした施設の口コミを見てみると、動物園・水族館ともに、動物や魚たちと触れ合える“給餌体験”の人気が高く、生き物たちのごく自然体な行動を間近に観察できるという点が、人々の心を惹きつけているのが伺える。また、展示や見せ方をひと工夫した開放的な空間が、多く支持されているようだ。さらに動物園では、柵の中の動物たちを眺めるのではなく、広い敷地でのびのびと過ごす動物たちの姿を観察、水族館では、イルカやシャチ、アシカなどのショーに人気が集中している。
日本動物園水族館協会(JAZA)には、91の動物園と60の水族館が所属している(2018年7月現在)。だが、近年はほぼ横ばいの状態が続いている。
水族館は民営で運営されるケースが多いが、電気代などの管理コストがかかるため、事業者はレストランや宿泊などの付帯施設で集客に努め、収益化を図っている。一方で、動物園は経営母体が地方自治体の場合が多い。また、誰でも気軽に行けるように入園料は低料金に設定されている。しかし、多額の光熱費や医療費がかかるため、収益を上げるのは難しい。動物園と水族館の経営で収益を生み出すためには、新たな投資が求められ、観光需要を生み出す持続的な取り組みが必要となる。
その点、今回TOP10にランクインした各施設では、独自のサービスや催し物が高評価を得ている。入園者数の減少、閉園する施設の増加、支援する自治体の財政難など、直面する課題も多い動物園と水族館だが、動物の種の保存・環境教育・調査研究などの重要な役割も担っている。これからもぜひ、子供から大人まで幅広い層が楽しめるレジャー施設であって欲しい。
■評価方法
「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」は、2017年8月~2018年7月の1年間に動物園・水族館に投稿された日本語の口コミの評価(5段階)点、口コミの投稿数などをもとに独自のアルゴリズムで集計したもの。