動物園の伸び顕著、上野動物園が牽引!全国の主要レジャー・集客施設 入場者数ランキング【2018年版】

2018年9月12日 10時31分更新


 綜合ユニコムは、全国の主要なレジャー・集客施設を対象に、最新の運営実績と集客動向に関する独自調査を実施し、業種別集客ランキングを発表した。
 
 調査の結果、テーマパーク・遊園地・動物園・水族館・ミュージアムの入場有料施設を対象とした年間入場者数ランキングトップ10のうち、27施設が前年度実績を上回った。5業種トップ10の総入場者数は前年度比3.6%増となり、前回調査の0.2%増よりも伸長した。
 
 
 業種別でトップ10の総入場者数が前年度より最も伸びた動物園(前年度比7.8%増)は、ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生で話題となった「東京都恩賜上野動物園」(同17.1%増)をはじめ8施設がプラス成長。アニメとコラボした「東武動物公園」(同8.4%増)や、てんしば・あべのハルカスとの相乗効果でインバウンド客が増加した「天王寺動物園」(同3.8%増)などは新たな客層を獲得する結果となった。
 これに次ぐ水族館(同6.8%増)では、屋外エリアの改装効果で集客を伸ばした「サンシャイン水族館」(1,970,000人)、「沖縄美ら海水族館」(3,780,000人)が過去最高を更新。「名古屋港水族館」(2,221,822人)は開館25周年と新施設オープンで前年度から二桁増を達成した。
 
 テーマパークは「東京ディズニーランド・東京ディズニーシー」(30,100,000人)が新アトラクション導入により3年ぶりにプラスの一方、「ハウステンボス」(2,881,000人)は回復途上。来年以降は、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「東京ディズニーシー」の新エリア登場に加え、新施設「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市)、「ジブリパーク」(愛知県長久手市)誕生など、その動向に注目だ。
 
 
■業種別集客ランキング 上位5施設 ※入場有料施設

【テーマパーク】

施設名入場者数対前年比
東京ディズニーランド・ディズニーシー30,100,000人100.3%
ハウステンボス2,881,000人99.6%
サンリオピューロランド1,980,000人109.6%
志摩スペイン村 パルケエスパーニャ1,197,000人97.6%
東京ドイツ村1,034,272人91.3%

【遊園地】

施設名入場者数対前年比
鈴鹿サーキット2,043,714人101.6%
よみうりランド1,837,464人95.3%
ひらかたパーク1,200,757人99.3%
としまえん933,719人97.7%
ツインリンクもてぎ801,545人112.6%

【動物園】

施設名入場者数対前年比
東京都恩賜上野動物園4,500,412人117.1%
名古屋市東山動植物園2,600,684人108.0%
天王寺動物園1,736,686人103.8%
旭川市旭山動物園1,429,618人99.9%
東武動物公園1,270,011人108.4%

【水族館】

施設名入場者数対前年比
沖縄美ら海水族館3,780,000人105.0%
海遊館2,630,000人110.5%
名古屋港水族館2,221,822人112.9%
サンシャイン水族館1,970,000人157.6%
アクアパーク品川1,744,682人100.5%

【ミュージアム】

施設名入場者数対前年比
国立科学博物館2,884,518人116.6%
国立新美術館2,828,823人99.2%
東京国立博物館2,569,585人134.7%
金沢21世紀美術館2,373,048人92.9%
広島平和記念資料館1,680,923人96.6%

※「国立科学博物館」は上野本館、筑波実験植物園、附属自然教育園の合計
 
  
 

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