2015年夏における車での旅行先1位は長野県に――GfK Japan「夏のドライブ旅行に関する調査」

2015年10月27日 16時37分更新


 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは「夏のドライブ旅行に関する調査」の結果を発表した。

 調査はドライバー約12,500名に対し、2015年夏(6月~9月)の車での旅行状況についてインターネット調査を実施したものとなっており、車旅行における同行者や、目的地の都道府県ランキングを発表している。調査期間は2015年8月24日~9月6日。手法はインターネット調査を採用している。

 まずドライバー約12,500名に2015年夏の車での旅行状況について尋ねたところ、57%のドライバーがこの夏に車で旅行に行った、もしくは行く予定であると回答。その旅行を人数と同行者によってタイプ分けすると、最も多かったのは配偶者と子供を含めた3人以上の「家族旅行」で31%。。次いで「夫婦2人旅」が24%、「1人旅」が9%で続いている。
 旅行タイプを見てみると、年代別にみてみると大きく傾向が異なることも調査から明らかになっている。30歳代、40歳代では「家族旅行」、50歳代、60歳以上では「夫婦2人旅」が最も多い結果に。特に60代以上では「夫婦2人旅」が46%と半数近い数字となっている。一方若年層をみてみると18~29歳では「デート旅行」が22%で最多、友人や同僚との「仲良し旅行」が19%で続いている。
 なお全体で3番目に多く挙げられた「1人旅」については、唯一、年代による大きな差異が見られない結果となっている。

 旅行の目的地となった都道府県ランキングの1位は長野県。多くの地域から車でのアクセスが良いことが「長野県」がトップとなった主要因であるとジーエフケーは分析している。印象に残った観光スポットについては「軽井沢」や「白馬」は幅広い年代で多く挙げられた一方、「善光寺」や「諏訪」は高齢層での記載が多かった結果となっている。
 都道府県ランキングの2位は静岡県。観光スポットとしては「伊豆」が年代などに関わらず多く挙げられたという。3位は千葉県で、やはり東京ディズニーリゾートが観光スポットとして多く挙げられた。

 都道府県ランキングを年代層別に見てみると、目的地の第1位、2位については違いがでなかったが、第3位以降では傾向に違いが現れている。60歳以上の目的地の第3位は「群馬県」であったが、18~29歳では宮城県、新潟県、愛知県が同率3位となった。60歳以上については「夫婦2人旅」が半数近くを占めているため、温泉と貴重な文化財も魅力の一つとなっている一方、18~29歳では七夕祭りや長岡花火大会などイベントに関する記述が目立ち、イベントを目的とした旅行が多い結果となっている。

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