訪問型よりも店舗型のほうが満足度・推奨度が高い結果に――保険相談サービスの満足度調査
2015年10月17日 15時06分更新
・対象はここ5年で保険相談サービスを利用した人988人
・訪問型と店舗型で比較すると、店舗型の方が顧客満足度や他者への推奨意向度が高い
・利用のきっかけは新規加入よりも保険の見直しの方が多い
日経BPコンサルティングは保険相談サービスの満足度を調査し、その結果を発表した。
調査は20代以上の国内在住者のうち、この5年以内に保険相談サービスを利用したことがある人を対象に実施。保険相談サービスの提供企業9社について、保険相談サービスへの満足度や、保険相談サービス提供企業に対する利用時の印象などを尋ねたものとなっている。988人から回答を得ており、調査期間は2015年8月21日~8月30日。
対象企業は「あなたのFP」「保険市場」「保険ゲート」「ほけんの時間」「保険のビュッフェ」「ほけんの窓口」「保険マンモス」「保険見直し本舗」「みんなの生命保険アドバイザー」の9社。
上記企業9社に対する利用時の印象をそれぞれ4段階で尋ねた結果、「ほけんの窓口」が『説明の分かりやすい』『無理な勧誘をしない』『的確な保険を提案してくれた』等の全16項目中9項目で1位を獲得し、高い評価を得た結果となった。また「保険マンモス」も5項目で1位を獲得しており、中でも『相談員が信頼できる』『相談員の対応が丁寧』など相談員に関わる項目で高い満足度を誇っているようだ。
また調査では店舗型(「保険市場」「ほけんの窓口」「保険見直し本舗」)と訪問型(「あなたのFP」「保険ゲート」「ほけんの時間」「保険のビュッフェ」「保険マンモス」「みんなの生命保険アドバイザー」)での違いについても着目。
満足度(「満足」+「まあ満足」の割合)を尋ねたところ、利用者が担当者のいる場所に出向く店舗型は90.5%、担当者が指定の場所に来てくれる訪問型は85.8%とそれぞれ8割を超えている。また保険相談サービスに対する他者への推薦意向度を尋ねたところ、店舗型は83.8%、訪問型は77.6%とそれぞれ7割を超える結果となったものの、満足度、推奨意向共に店舗型より訪問型の方が上回った結果となっている。
保険相談サービスの認知者を対象にした「保険相談サービスに対するイメージ」の設問では、店舗型・訪問型ともに「自分にあった保険を提案してくれる」「保険の知識が豊富で信頼できる」「気軽に申し込みができる」などが高かった。「気軽に申し込みできる」「納得できないときは断れそう」では店舗型の保険相談サービスが、「待ち時間、拘束時間が少なくて済みそう」では訪問型の保険相談サービスが、一方に比べて高いという結果が出ている。
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