客単価は上がるが売上は2カ月連続して前年を下回る――1月の外食産業市場動向調査

2015年3月3日 16時09分更新


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・客単価は21ヶ月連続で前年を上回る

・一方客足が伸び悩み売上げは前月に続き前年を下回る。

・異物混入事件のあったファーストフード業界は、東日本大震災直後よりも大きい下げ幅に

 
 
 日本フードサービス協会は1月の外食産業市場動向調査を発表した。

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 1月の外食需要は客単価が21カ月連続して前年を上回るものの客数は伸びていない。中でもFF洋風は食品への異物混入事件の影響で客数が大きくマイナスとなり売上減となったことから、外食全体の売上も95.0%と前月に続き前年を下回った。

 業態別に見るとファーストフード業態が全体売上は88.7%と前年を下回った。特に洋風は異物混入事件の影響により、売上は77.3%と東日本大震災直後より大きい下げ幅となった。和風は前月からのメニュー価格改訂の影響や定食メニューの好調等で客単価が伸び、売上は101.4%となった。麺類は、新メニューが好調で引き続きプラス。一方、持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数減等の影響で、売上はわずかに前年を下回った。その他は、「カレー」が引き続き好調を維持しており、売上は前年を上回った。

 ファミリーレストラン業態は全体売上は103.0%と前年を上回った。客単価の上昇に支えられ中華以外の業種の売上は前年を上回った。だがメニュー改訂による価格上昇などにより、価格に敏感な一部顧客の外食頻度が低下しているためか、洋風と中華では客数が前年を下回った。一方焼肉は再び客数が前年を上回り、好調に推移している。

 パブ・居酒屋業態は全体売上は依然として苦戦し、客数93.3%、売上は92.4%となった。パブ・ビヤホールは期間限定キャンペーンが奏功し、売上は101.1%と全体を上回った。喫茶業態は、季節限定商品やフードメニューが客単価増に貢献し、売上は102.4%となった。

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