インターネットバンキング利用率は31.1%――インターネットバンキングに関する調査
2015年10月5日 16時57分更新
・インターネットでのお金の管理している人は60.1%、うち最多の約78.7%が「スマートフォン」で管理
・インターネットバンキング利用率は31.1%、会社員の利用が最多
・スマートフォンでインターネットバンキングを利用「ブラウザ」が38.4%、「アプリ」が31.3%
MMD研究所とコロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」は「お金の管理およびインターネットバンキングに関する調査」を実施し、その結果を発表した。調査はスマートフォンを所有する15歳以上の男女1,658人を対象としており、その中で社会人、専業主婦(主夫)、学生の3属性にわけて取得している。調査期間は2015年9月14日から9月15日まで。
それによると、調査対象の60.1%の人がインターネット上でお金を管理している結果となっている。またインターネット上でお金管理をしていると回答した人(N=997)に、管理する時に利用する端末(複数回答)を聞いたところ、「スマートフォン」が78.7%と最も多く、次いで「PC」が50.5%、「タブレット端末」が10.1%となった。
スマートフォンを所有する男女1,658人を対象にインターネットバンキング利用について聞いたところ、「現在利用している」が31.1%、「現在は利用していないが、利用したことがある」が9.1%と合わせて利用経験者は40.2%となった。これを属性別で見ると、会社員の利用が最も多く44.6%、主婦は30.0%、学生は13.3%となった。インターネットバンキングを現在利用している人(N=515)を対象に、スマートフォンでインターネットバンキングを利用する時にアプリとブラウザのどちらを使うかという質問をしたところ、「ブラウザ」が38.4%と最も多く、次いで「アプリ」が31.3%となった。
インターネットバンキングを現在利用している人(N=515)を対象に利用しているサービス(複数回答)を聞いたところ、「振り込み・送金」が58.3%、「口座情報の照会・明細の確認」が50.1%、「ネットショッピング・ネットオークションなどの支払い/決済」が29.9%となった。
続いてインターネットバンキングを利用している理由を聞いたところ、「24時間いつでも利用できるから」が50.5%、「窓口やATMに行かなくてよいから」が47.0%、「手数料が安い/無料だから」が46.2%となった。なお、量販店などのポイントカードをアプリ化し、カ―ドレス化にする流れも進みつつある。
なおインターネットバンキングに関わる被害や危険に遭った経験は10.5%。インターネットバンキングを利用するにあたり実施しているセキュリティ対策は「毎回ログアウトしている」「怪しいメールに注意する」「パスワードをWEB上で保存しない」など。
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