FX店頭取引市場における有力企業のうち、残高ランキングの第1位はSBIグループ
2014年8月14日 10時00分更新
・企業単体集計の2014年6月の預かり残高第1位は外為どっとコム、第2位はGMOクリック証券
・企業グループを加味した集計では、第1位はSBIグループ、第2位はGMOグループ
・取引高の第1位はGMOクリック証券、第2位はDMM.com証券
矢野経済研究所はFX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業17社の調査結果を発表した。
それによると企業単体における預かり残高ランキングの第1位は外為どっとコムで1,021億円、第2位のGMOクリック証券は1,001億円。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ(SBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレードの合算値)(1,386億円)、第2位はGMOグループ(GMOクリック証券、FXプライム by GMOの合算値)
(1,158億円)となった。
預かり残高(単位 百万円)
順位 社名
1 SBIグループ 138,612
2 外為どっとコム 102,144
3 GMOクリック証券 100,191
4 DMM.com証券 85,531
5 ワイジェイFX 84,465
6 セントラル短資FX 57,757
7 マネースクエア・ジャパン 53,278
8 マネーパートナーズ 44,561
9 ヒロセ通商 23,963
10 FXプライムby GMO 15,654
11 トレイダーズ証券13,942
取引高については第1位はGMOクリック証券で40.4兆円(百万通貨を1億円として換算)、第2位はDMM.com証券で34.4 兆円(同)となった。
FX口座開設については各社手数料の値下げが相次ぐなど競争が激しい。その分FXのリスクを理解することなく損失を被っているケースもある。もちろん投資は自己責任ではあるが、FX各社も顧客獲得と同時に説明責任を果たすことも企業としてのあり方のようにも思える。
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