「電子マネー」、IC/磁気カードでの利用が半数
2014年6月23日 14時04分更新
・「IC/磁気カードで使っている」が54.3%の一方、「スマートフォン/携帯電話で使っている」は22.2%にとどまる
・消費税増税に伴い電車料金が割安になっても、「使わない」人は69.3%
インターネットコムは「電子マネー」についてアンケート調査を行い、その結果を発表した。
電子マネーの利用率については「スマートフォン/携帯電話で使っている」が22.2%、「パソコンで使っている」が16.5%、「IC/磁気カードで使っている」が54.3%で、やはりカード型の利用者が多いが「おサイフケータイ」ユーザーも相当数いるようだ。一方「使っていない」人は29.7%となった。
また首都圏では消費税増税にともない電子マネーで決済した方が現金より安く済む乗車区間ができた。その結果、新たに電子マネーの利用を検討するかについては「使いたい」人は30.7%、「使わない」人は69.3%となった。一定数の利用は見込めるも、それでも「使わない」とする人が多い。
その理由としては、最も多かったのは「鉄道を利用しないので関係ない」(51.2%)で仕方ないが、「そもそも電子マネーを使いたくない」人が29.1%と3割弱を占めた。
電子マネーは相互互換が進み利便性が高まる一方、利用者側から見るとどの電子マネーでも大きな差がなく、発行会社ごとのシェア争いはなお一層激化している。ポイント還元などの施策も重要だがなぜ電子マネーを使いたくないのか、その懸念点を検証し対応することで利用率が高まるかもしれない。
また「おサイフケータイ」の普及については日本のスマートフォン市場で一番売れているiPhoneが対応していないのも大きい。次世代機ではNFCに対応するとの噂もあるので、iPhone次第ではまた今回の数字も変わってくるだろう。