「honto月間ランキング」、「動かないゼロトレ」が電子1位ーhonto

2020年9月8日 13時28分更新


 大日本印刷が丸善ジュンク堂書店、文教堂及びトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」は、hontoサイトと、hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂などで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「honto月間ランキング」を発表した。
 
●電子書籍ランキング【巣ごもり生活の悩みを解決する本が人気に】
 第1位は、「動かないゼロトレ」。86万部突破の前作「ゼロトレ」の続編、「動かずに」コリや痛みなどの不調を解消できる方法を伝授している一冊。寝ている姿勢のまま30秒~1分じっとするだけという方法ならトライしやすく、狭い部屋でも寝る場所さえあればできるということが魅力である。
 第3位には、元祖作り置きレシピ料理家・夏梅美智子氏の「作りおきの便利帳」がランクイン。外食もままならない自粛期間の中、休みなく毎日3食用意するのは並大抵のことではない。本書では少しでも手際よく、無駄なく、楽に、美味しい料理を作る方法を紹介している。
 そして続く第4位、5位に「はじめてママ&パパ」シリーズが登場。第4位の「はじめてママ&パパの06才病気とホームケア」は、 コロナで病院へは行きづらいと思う 乳幼児の保護者が手に取ったのだろう。不安でいっぱいの新米ママ・パパに安心をくれる一冊だ。

●総合ランキング
 第1位は、第163回直木賞を7回目のノミネートで受賞した馳星周氏の 「少年と犬」 。デビュー作の「不夜城」をはじめとするノワール小説の印象が強い 馳星周氏だが、これまでのイメージがガラリと変わるハートフルな作品となっている。
 第2位には警視庁第二方面大森署署長竜崎伸也、最後の事件を描いた「棲月(新潮文庫)」が登場。人気警察小説シリーズ「隠蔽捜査」第9作、待望の文庫版。
 第3位には、先月に続き村上春樹氏の6年ぶりの短編集「一人称単数」がランクインした。
 第4位の「四畳半タイムマシンブルース」は、森見登美彦さん「四畳半神話大系」と 劇作家・上田誠さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」のコラボレーション作品。異色の青春SF小説は、20代ランキングでも 1位と圧倒的な支持を集めた。

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