水族館の集客1位は「名古屋港水族館」。綜合ユニコム

2022年11月7日 13時30分更新


 綜合ユニコム株式会社は、全国の主要レジャー・集客施設を対象に行なった2021年度の運営実績と集客動向に関する調査資料およびその分析結果をまとめた『レジャーランド&レクパーク総覧2023』から「業態別集客ランキング」を公表した。

■調査結果の概要
大幅に減少した前年の反動で、屋内施設で大幅に集客増。動物園、無料公園、ファーム系は回復率80% 以上、テーマパーク、ミュージアムは60%前後。

■2020年度の集客状況
 2020年度は屋内施設や広域集客施設でコロナ禍の影響が大きく、動物園や植物園、ファーム系施設、公園(無料)などの屋外施設はそれらに比べると影響は小さく済んだ。2021年度はその反動もあり、屋内施設で増加基調が強くなっている。テーマパークや遊園地、水族館、ミュージアムは、臨時休業要請などにより前年度はマイナス幅が大きくなったが、2021年度は長期の臨時休園もほぼなく、大幅増に転じている。

 大幅に集客が回復し、2019 年度を上回った施設としては、あしかがフラワーパーク、アドベンチャーワールド、鴨川シーワールドなどがあげられる。人気イベントを開催できたこと、学校団体の受入れを再開したことなどが集客増につながった。

 集客効果のあった施策としては、イルミネーション、夜間開園など定番の人気イベントの開催のほか、SNSでの情報拡散もあげられた。

業態別集客ランキング 上位5施設 ※入場有料施設

テーマパーク
1東京ディズニーランド・東京ディズニーシー12,054,000人(対前年比 59.4%)
2ハウステンボス 1,277,000人(対前年比 -7.9%)
3志摩スペイン村 パルケエスパーニャ864,000人(対前年比 16.0%)
4東京ドイツ村 786,437人(対前年比 24.1%)
5レオマリゾート588,000人(対前年比 56.0%)

※ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは非公表のためランクから除外

遊園地
1よみうりランド1,470,000人(対前年比 38.8%)
2ひらかたパーク778,714人(対前年比 41.2%)
3鈴鹿サーキット675,389人(対前年比 -2.3%)
4モビリティリゾートもてぎ459,508人(対前年比 31.8%)
5那須ハイランドパーク425,416人(対前年比 26.8%)
動物園・バイオパーク
1名古屋市東山動植物園1,806,059人(対前年比 33.7%)
2東武動物公園1,111,000人(対前年比 43.9%)
3よこはま動物園ズーラシア1,032,780人(対前年比 36.9%)
4豊橋総合動植物公園 のんほいパーク960,167人(対前年比 19.3%)
5アドベンチャーワールド943,100人(対前年比 33.8%)
水族館
1名古屋港水族館1,316,628人(対前年比 42.8%)
2新江ノ島水族館1,277,365人(対前年比 55.5%)
3横浜・八景島シーパラダイス1,161,000人(対前年比 68.0%)
4サンシャイン水族館900,000人(対前年比 28.6%)
5鴨川シーワールド855,000人(対前年比 42.7%)
植物園・フラワーパーク
1あしかがフラワーパーク1,213,023人(対前年比 33.1%)
2はままつフラワーパーク352,359人(対前年比  0.3%)
3大阪市立長居植物園299,253人(対前年比 -44.0%)
4東京都神代植物公園264,389人(対前年比 -15.0%)
5鳥取県立とっとり花回廊232,289人(対前年比 26.5%)
博物館・美術館・科学館
1国立新美術館1,350,683人(対前年比 249.7%)
2金沢21世紀美術館1,012,143人(対前年比 16.2%)
3国立科学博物館926,369人(対前年比 145.1%)
4東京国立博物館836,720人(対前年比 122.8%)
5名古屋市科学館773,655人(対前年比 193.1%)
綜合ユニコム株式会社『レジャーランド&レクパーク総覧2023』より。

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