副業に関する調査 男女別 副業率の高い本業の業種、人気の副業、副業の収入額が明らかに
2020年11月11日 10時00分更新
副業を始めたきっかけは男女ともに『収入額を増やしたかった』がTOP!
バーチャルオフィス『レゾナンス』を運営する株式会社ゼニスは、現在副業をしている男女を対象に、「副業に関する調 査」を実施した。
・【男女別】副業率が高い本業の業種が判明!
「本業の業種を教えてください」と質問したところ、
男性は、『製造(19.3%)』という回答が最も多く、次いで『卸売・小売(11.0%)』『IT・コンピュータ(9.9%)』『運輸・物流(8.5%)』『建築・土木・建設(6.7%)』『医療・介護・福祉(6.0%)』と続き、
女性は、『製造(13.1%)』という回答が最も多く、次いで『卸売・小売(10.1%)』『宿泊・飲食サービス(9.9%)』『教育・学習支援(7.9%)』『医療・介護・福祉(7.7%)』『専門職(5.2%)』と続いた。
男性・女性ともに『製造業』の方の副業率が高いようだ。
・【男女別】本業の収入って下がってる?
「今年(2020年)に入ってから本業の収入額が変わりましたか?」と質問したところ、
男性・女性ともに、4割以上の方が『減った(男性47.0%、女性45.9%)』と回答した。
『増えた(男性6.2%、女性5.6%)』と回答した方は1割にも満たないことから、“コロナショック”は本業の収入に大きな打撃を与えていることが伺える。
・収入はどれくらい減ったか調査
前の質問で『減った』と回答した方に、「どのくらい減りましたか?」と質問したところ、
男性は、『1万円以上3万円未満/月(31.2%)』という回答が最も多く、次いで『3万円以上5万円未満/月(22.9%)』『10万円以上/月(16.5%)』『5万円以上7万円未満/月(14.7%)』『1万円未満/月(8.3%)』『7万円以上10万円未満/月(6.4%)』と続き、
女性は、『1万円以上3万円未満/月(33.3%)』という回答が最も多く、次いで『3万円以上5万円未満/月(20.6%)』『1万円未満/月(15.4%)』『10万円以上/月(13.2%)』『5万円以上7万円未満/月(10.1%)』『7万円以上10万円未満/月(7.4%)』と続いた。
男性・女性ともに、月収が1万円~5万円減ってしまった方が多いようだが、10万円以上も減ってしまったという方も決して少なくないことが分かった。
・【男女別】副業を始めたきっかけとは?副業歴はどれくらい?
「副業を始めたきっかけを教えてください」と質問したところ、
男性・女性ともに、『収入額を増やしたかった(男性51.5%、女性59.5%)』という回答が最も多く、次いで『収入源を増やしたかった(男性20.7%、女性17.5%)』『新しいことにチャレンジしたかった(男性7.7%、女性8.4%)』『会社の将来に不安を覚えた(男性5.5%、女性3.7%)』『独立・起業したかった(男性5.4%、女性3.5%)』『働き方改革の一環として(男性3.6%、女性3.1%)』『新型コロナウイルスの感染拡大(男性2.0%、女性2.3%)』と続いた。
新型コロナウイルスの感染拡大が副業を始めるきっかけとなった方は少なく、そもそもの収入額を増やすためや、本業とは別の収入源を確保するために副業を始めた方が多いようだ。
・副業歴はどのくらいなのか
「副業を始めてからどれくらい経ちますか?」と質問したところ、
男性は、『3年以上(32.6%)』という回答が最も多く、次いで『1年以上2年未満(17.5%)』『6ヶ月以上1年未満(16.6%)』『3ヶ月以上6ヶ月未満(15.2%)』『3ヶ月未満(10.7%)』『2年以上3年未満(7.4%)』と続き、
女性は、『3年以上(31.5%)』という回答が最も多く、次いで『3ヶ月以上6ヶ月未満(17.7%)』『3ヶ月未満(16.7%)』『1年以上2年未満(14.4%)』『6ヶ月以上1年未満(11.5%)』『2年以上3年未満(8.2%)』と続いた。
男性・女性ともに既に副業を始めてから3年以上経つという方が多いようだ。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された今年4月以降に副業を始めている女性が多いことも読み取れる。
・【男女別】人気の副業ランキング!
「どのような副業をしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、
男性は、『アンケートモニター(32.8%)』という回答が最も多く、次いで『株式投資(30.3%)』『ポイントサイト・ポイント投資(28.3%)』『FX(外国為替証拠金取引)(12.1%)』『クラウドソーシング(11.1%)』と続き、
女性は、『アンケートモニター(44.0%)』という回答が最も多く、次いで『ポイントサイト・ポイント投資(35.8%)』『フリマアプリ(20.8%)』『株式投資(15.8%)』『クラウドソーシング(11.9%)』と続いた。
『アンケートモニター』や『ポイントサイト・ポイント投資』といった、比較的手軽に始められる副業の人気が高いようですが、男性は『株式投資』や『FX(外国為替証拠金取引)』を行っている方も多いことが分かった。
・気になる副業の収入額を教えます!副業が本業になり得る!?を調査
副業での収入額は毎月どれくらいですか?」と質問したところ、
『1万円未満(33.2%)』という回答が最も多く、次いで『1万円以上3万円未満(24.3%)』『3万円以上5万円未満(16.2%)』『5万円以上7万円未満(9.3%)』『7万円以上10万円未満(7.6%)』『20万円以上(4.3%)』『10万円以上15万円未満(3.7%)』『15万円以上20万円未満(1.4%)』と続いた。
先の質問では、『アンケートモニター』や『ポイントサイト・ポイント投資』が人気の副業だと分かりましたから、毎月3万円未満という収入額の方が多いようだ。
「現在している副業が本業になり得ますか?」と質問したところ、16%の方が『はい(16.4%)』と回答した。
・副業での困りごととは?
最後に、「副業をしていて困ることを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
『想定していたよりも収入額が少ない(45.3%)』という回答が最も多く、次いで『確定申告などの手続きが煩雑(20.6%)』『忙しくて本業に影響が出る(20.4%)』『自宅住所を晒すリスク(7.3%)』『銀行口座が個人口座(6.6%)』『お客様へのトラブル対応(5.9%)』『代金未払いのリスク(5.7%)』『在庫を抱えるリスク(4.9%)』と続いた。
副業を始める際に、ある程度収入の予測を立てる方は多いと思いますが、その予測通りの収入を得るのは難しいようだ。
また、副業の拠点がご自宅の場合その住所を晒すことや、お金のやり取りをご自身の個人口座で行うことなどに困る方もいることが今回の調査で分かった。
『レゾナンス』(https://virtualoffice-resonance.jp/)