ソフトバンクグループ孫氏、「DXでAI先進国へ」

2022年7月29日 11時18分更新

 ソフトバンクグループ代表取締役会長兼社長執行役員の孫正義氏は28日、オンライン上で開催した「ソフトバンクワールド2022」に登壇し、「AI革命こそがデジタルトランスフォーメーションの行きつく先だ」と力説した。
 孫社長は冒頭、日本の株式市場の伸び悩みを指摘し「日本の競争力はいまや世界34位まで低迷している。このままではいけない。巻き返すためのAI革命だ」と強調。さらに日本企業でははいまだにKKD(勘と経験と度胸)に頼っていると指摘し「アナログな作業をデジタル化、自動化しなくてはいけない」と語った。

 ソフトバンクグループは傘下のビジョン・ファンドなどを通じ世界のAIユニコーン企業475社に投資している。それらの企業のDNAをソフトバンクの通信事業、ヤフー、LINE、PayPayなどでも導入し、「日本のAIを進化させていくことが責務だ」と述べた。

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