KDDIと東芝がIoTでタッグ、第1弾はエレベーター遠隔監視サービス  

2019年4月24日 11時28分更新

 KDDI、東芝、東芝デジタルソリューションズは、KDDIの「IoT世界基盤」と東芝のIoT「SPINEX」を連携し、IoT機器の通信接続からデータの収集、蓄積、見える化、分析とその活用までをワンストップで提供すると発表した。
 これにより、グローバルに事業を展開する製造業などの企業の遠隔からの運転・メンテナンスサービスをリカーリングモデル (循環型ビジネス) に転換するなど、企業のビジネス変革を3社で推進するとともに、グローバルIoT事業における競争力を強化していく。
 
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 今回、KDDIおよび東芝デジタルソリューションズは、KDDI「IoT世界基盤」および東芝のIoT「SPINEX」をベースにしたデジタルトランスフォーメーション関連ソリューションなどを活用した、グローバル市場におけるIoT基盤提供事業を共同で推進していくことに合意した。IoTやAIなどのデジタル技術の進展により、産業機器、設備などの維持・点検業務をサービスとして提供するリカーリングビジネスを企業の新たな競争力の源泉として見直す動きが高まる中、それをIoT基盤によりグローバルにサポートすることで、企業の高収益体質化、ビジネス変革に貢献していくとしている。
 
 記者発表会の場に登壇したKDDI 取締役執行役員常務の森敬一氏は、東芝との協業の理由について「KDDIの通信領域と東芝の製造などの現場に関わる領域では、互いの強みが補完関係にある」として、「リカーリングモデルを目指す戦略が一致した」と説明した。
 また、東芝デジタルソリューションズの錦織弘信社長は、「東芝は自分たちで長年ものづくりをやってきて、現場でのデータ収集と活用に強みを持っている」として、今回のKDDIとの提携に自信を見せた。
 
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 今回の協業にあたり、2019年5月から東芝エレベータの各海外拠点でのエレベーター遠隔監視サービス化において、東芝のIoT「SPINEX」のIoTサービスとKDDI「IoT世界基盤」を組み合わせた新たなサービス基盤の導入を検討するという。
 
 今後、3社は、KDDI「IoT世界基盤」と東芝の「SPINEX」を軸に企業のデジタルトランスフォーメーションを推進していくとしている。
 
 

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