ドコモ、増収減益でARPUは減少。「ポイ活プラン」で巻き返し図る
2024年8月9日 10時37分更新
NTTドコモは8月7日に2024年度第1四半期の決算を発表した。
営業収益は14,769億円で前年同期比+1.3%、営業利益は2,754億円で前年同期比-5.9%。四半期利益は1,949億円で前年同期比-5.1%となり、増収減益となった。EBITDAは前年同期比-3.1%し、設備投資は前年同期比-1.1%だった。
スマートライフ事業ではエンターテインメントや金融サービスの利用拡大が見られたほか、法人向けサービスでは、ICTソリューションの需要が高まり、売上が増加した。
また、金融・決済取扱高は、対前年14%の成長を見せた。特にdカードの利用が好調で、取扱高は24,600億円となり、前年同期比で11%増加した。
ドコモは8月1日に新料金プラン「eximoポイ活」の提供を8開始し、競合の「auマネ活プラン」や「ペイトク」を意識したマーケティング施策強化を図っている。ドコモの島田氏によると、施策の効果は下半期から現れると見込まれているが、すでに「eximo」を選択するユーザーは増加しており、低価格プラン「irumo」との選択率が均衡する可能性があるとのこと。
また、ARPUは前年同期と比べ80円下がり3910円となっており、「irumo」の販売が伸びているためとされている。
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