米ビジネストラベルニュース誌調査にて、デルタ航空が初の5年連続ナンバーワンを達成
2015年12月16日 14時03分更新
米国ビジネストラベルニュース誌は、毎年実施しているエアライン調査の結果を発表した。
ビジネストラベルニュースの年次調査は、企業のビジネス渡航の決定に影響力を持つトラベルマネージャーによる投票に基づいて行われている。調査対象は、アメリカン航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空などの米国大手航空会社で、投票者は航空会社との取引経験を基に、各項目別に1から5までの点数を付け、その平均点を比較。調査項目には、「カスタマーサービスの質」、「運航路線、運航頻度、提携航空会社」、「トラベルマネージャーと航空会社の営業担当者との関係」、「航空券価格の価値」などが含まれている。
そして今年度の調査において、デルタ航空が5年連続トップ、2年連続で10項目すべてにおいて最高得点を獲得し他社との得点差においても記録を達成する快挙となった。これは
(調査結果 競合他社との比較)
デルタ航空は首位を維持し続けた5年間、ニューヨーク、アトランタ、ロサンゼルス、シアトルなどの主要マーケットにおいて、空港施設をアップグレードし、合計300便以上の運航便を追加するなど、国際線、国内線双方のネットワークを強化していた。そして、ヴァージン アトランティック航空、ゴル航空、アエロメヒコ航空、中国東方航空、ヴァージン オーストラリア航空との提携による、グローバルネットワークの拡大も首位の座につく一因となったのだろう。
また、グローバル・セールス・チームでは競合他社より優れた運航実績を保障する「オペレーショナル・パフォーマンス・コミットメント」や、顧客企業の従業員の出張管理を支援するためのプログラム「スカイパートナー・パフォーマンス・プラス」など、業界初のプログラムの導入に投資しており、これらの取り組みによってデルタ航空の法人売上げは2011年以降20パーセントの伸び率を記録したという。
同じ航空会社が5年連続でトップに選ばれるのはこれが初となったが、その記録が来年度も更新されてゆくのか、そのためにどのような取り組みが行われるのか注目してゆきたい。