『車買取会社』ランキング

2022年10月4日 10時00分更新


 株式会社oricon MEは、『車買取会社』についての満足度調査を実施し、2022年10月3日にその結果を発表した。

【オートバックス・カーズ】が2年連続3度目の総合1位を獲得

2012年度の調査開始から11度目の発表となる『車買取会社』の満足度調査。
対象企業はメーカーや車種を問わず、中古車の買取を行っている企業(メーカー系販売店も含む)。
今回、総合ランキングにランクインしたのは15社だった。(ランクインの対象は、1有効回答者数が規定人数を超え、2総合得点が60点以上で、3他人に薦めたくないと回答した人の割合が基準値以下の企業)

■総合ランキング:【オートバックス・カーズ】が2年連続総合1位

総合1位は、2019年・2021年に続き3度目となる
【オートバックス・カーズ(株式会社オートバックスセブン)】
総合2位は、【アップル(アップルオートネットワーク株式会社)】
総合3位は、【カーセブン(株式会社 カーセブン デジフィールド)】
となった。
TOP3の企業は昨年と同じ結果となっている。

■評価項目別ランキング:【オートバックス・カーズ】が「担当者の接客力」など3項目で1位を獲得

“担当者の気配り”などを評価する「担当者の接客力」や、“査定の早さ・正確さ”などを評価する「査定」など全4つの評価項目では、【オートバックス・カーズ】が「担当者の接客力」「査定」「売却サポート」の3項目で1位となった。特に得点が高かったのは、「担当者の接客力」(78.5点)だった。
また、総合2位の【アップル】は“手続きの容易さ”などを評価する「売却手続き」で2017年から6年連続で1位となった。

■部門ランキング:【トヨタ販売店】が3地域で1位、【アップル】が「輸入車」部門で4年連続1位

全8地域の地域別ランキングでは、【トヨタ販売店(トヨタ自動車株式会社)】が「甲信越・北陸」「近畿」「九州・沖縄」の3地域で1位となった。特に得点が高かったのは、「近畿」(75.8点)だった。また、総合2位の【アップル】が「東北」「関東」で、総合3位の【カーセブン】は「東海」で、それぞれ1位となった。
また、【シーボーイ(株式会社シティライト シーボーイフランチャイズ事業本部)】が「中国・四国」で初めて1位を獲得している。
次に「国産車」「輸入車」の2項目から成る車種別ランキングでは、「国産車」で【オートバックス・カーズ】、「輸入車」で【アップル】が4年連続、それぞれ1位を獲得した。

<利用実態データ>

今回、満足度調査と並行して聴取した利用実態データの一部を紹介。なお、調査対象者は過去3年以内に自身の車を中古車買取会社に売却したことのある2,462名(下取り、事故車・廃車売却者は対象外)だが、設問によっては無回答者などを省いている。調査期間は2022年5月17日~5月27日。

~売却が決まるまでにかかった日数:「1日」が40%~
まず、車を売る相談をしてから実際に車を売ることが決まるまでかかった日数を聴取すると、「1日」と答えた人の割合が40%となった。次いで「2~4日」が18%、「5~7日」が13%と続く。
「1日」「2~4日」「5~7日」を合わせると71%の方が、相談から1週間以内に売却を決めている結果となった。

~実際に車を売却した際の業者の決め手:「売却価格」が最多で「担当者の対応」が続く結果に~
次に、複数回答形式で実際に車を売却した際の業者の決め手を尋ねた。こちらは無回答の方を除いた計2,409名の回答者数となる。
結果は、「売却価格が良かったから」が45%と最多となった。次いで「担当者の対応が丁寧だったから」が30%、「担当者の対応が早かったから」が26%と続く。
回答数の多かった上位10項目では、 “売却価格”や“査定額”、“担当者”に関連した項目が多いことから、売却価格の納得感や担当者の対応が、業者選定の大きな要素になっている傾向が伺える。

~売却価格:輸入車は売却価格が高く、国産車は比較的幅広い価格帯が見られる~
最後に、実際に売った車の売却価格を聴取。こちらのデータは、売った車の車種について「その他」「覚えていない・わからない」と答えた人を除いて集計しており、回答者数が2,433名となった。
まず国産車のみで見てみると、「5万円未満」が11%で最多となり、「5~10万円未満」(10%)「200万円以上」(9%)と続いた。
一方、輸入車のみでは「200万円以上」が24%で最多となり、「100~150万円未満」(14%)「150~200万円未満」(10%)と続く。
輸入車は売却価格が高く、一方国産車の売却価格は、比較的幅広い価格帯に広がっていることが伺える。

・オリコン顧客満足度による調査(該当記事はこちら

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