中古車登録台数は前年比89.1%-車選びドットコム
2022年5月26日 13時13分更新
株式会社ファブリカコミュニケーションズは、2022年4月における自動車登録台数の推移と、運営する「車選びドットコム」の販売台数推移から、中古車市場の動きをまとめたレポートを発表した。
自動車販売市場の動向(2022年4月)
例年4月は前月から新車・中古車登録台数が減少する傾向にあるが、今年もその例に漏れず、新車登録台数は前月比58.4%、中古車登録台数は前月比63.1%という結果となった。減少割合については例年とほぼ変わらない水準のため、季節要因という見方ができそうだ。
一方で前年比を見てみると、新車登録台数は85.6%、中古車登録台数で89.1%という結果が出ており、2021年中旬から続く減少傾向に未だ歯止めがきいていない状態。
4月の動きが例年と同じだったため、5月の新車・中古車登録台数も例年のトレンド通り減少していくと予想される。半導体不足の問題も解決されておらず、引き続き前年比でも減っていくと考えられる。
新車登録台数
2022年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 月平均 |
---|---|---|---|---|
新車登録台数 | 299,620台 | – | – | 299,620台 |
前年比 | 85.6% | – | – | 85.6% |
中古車登録台数
2022年度 | 4月 | 5月 | 6月 | 月平均 |
---|---|---|---|---|
中古車登録台数 | 519,201台 | – | – | 519,201台 |
前年比 | 89.1% | – | – | 89.1% |
*「車選びドットコム」では、普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介している。
中古車情報サイト「車選びドットコム」の動向(2022年4月)
2022年4月における「車選びドットコム」での中古車販売台数は前月から減少した。こちらも例年の傾向通りではあるものの、前年比から0.08ポイント減少した。
*過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較。
*「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開。
◆国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2022年4月中古車販売傾向を紹介。
ボディタイプ別販売ランキング
国産車のボディタイプ別ランキングは先月から順位の変動はなかった。販売割合を見ると「軽自動車」が-3.7ポイントと大きく減少しており、「ミニバン / ワンボックス」「軽バン / 軽ワゴン」「セダン / ハードトップ」がそれぞれシェア率を伸ばした。
順位 | ボディタイプ | 割合 | 変動率 |
---|---|---|---|
1位 | 軽自動車 | 31.6% | -3.7% |
2位 | ミニバン / ワンボックス | 17.7% | +1.0% |
3位 | コンパクト / ハッチバック | 13.8% | -0.2% |
4位 | 軽バン / 軽ワゴン | 8.9% | +0.6% |
5位 | セダン / ハードトップ | 7.8% | +1.6% |
車種別販売ランキング
国産車の車種別ランキングを見てみると、セレナ(日産)が前月から変わらず1位、2位にはプリウス(トヨタ)が3つ順位を上げてランクイン、3位は前月同様ワゴンR(スズキ)という結果となった。
順位 | 車種(メーカー) | 順位変動 |
---|---|---|
1位 | セレナ(日産) | →(前回1位) |
2位 | プリウス(トヨタ) | ↑(前回5位) |
3位 | ワゴンR(スズキ) | →(前回3位) |
4位 | エブリイ(スズキ) | ↑(前回6位) |
5位 | ヴォクシー(トヨタ) | ↑(前回16位) |
◆輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】は、こちら。
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