2021年 日本自動車商品魅力度調査 ― J.D. パワー
2021年10月15日 10時20分更新
株式会社J.D. パワー ジャパンは、J.D. パワー 2021年 日本自動車商品魅力度調査の結果を発表した。
自動車の商品魅力を捉える本調査は新車購入者を対象に年1回実施され、今回で11回目となる。
近年、先進技術の普及やパワートレインの多様化により、ユーザーが自動車を評価する視点が変化しつつある。このような市場変化に対応し、ユーザー視点の商品魅力の再定義を狙うべく、本調査は、先日発表した日本自動車初期品質調査、及び先進技術等の装備有無や利用状況やユーザー評価などを聴取する日本自動車テクノロジーエクスペリエンス調査と併せ、調査内容を全面的に刷新して行った。
調査の結果、商品魅力に対する高い満足度はブランドロイヤルティ強化に有効であることが改めて確認された。また、セグメント別ランキングで1位となった8モデル中3モデルは初期品質調査でも1位と、品質と魅力の両面で高い評価を受けていることが明らかになった。
2021年調査の業界平均は657ポイント(1,000ポイント満点)となった。ランキング対象14ブランド中10ブランドが業界平均を上回る評価だった。
ランキング対象ブランドの中で最も高評価だったのはレクサス(745ポイント)であった。レクサスは初期品質調査でも1位となり、初期品質、商品魅力の両面で高い評価を得た。マスマーケットブランドの中ではMINI (714ポイント)が最も高い評価となった。
セグメント別ランキングでは、日産、スズキ、トヨタのモデルが各2セグメントで、ダイハツ、スバルのモデルが各1セグメントで1位となった。
2021年調査の主なファインディングは下記の通り:
セグメント別で最も高い商品魅力度評価となった8モデル中3モデルが初期品質でもトップ評価
その他のセグメントについては、スズキ ハスラー(軽ハイトワゴン)、日産ノート(コンパクト)、スバル レヴォーグ(ミッドサイズ)、トヨタ ハリアー(ミッドサイズSUV)、トヨタ アルファード(ミニバン)が1位となった。
商品魅力に対する評価が高いほどブランド再購入意向が向上
高評価ユーザーは低評価ユーザーに比べ、10カテゴリー全てにおいて評価が高い。このことから、高い評価を得るためには、様々な観点から総合的に商品魅力を高めることが必要といえる。中でも特に高評価ユーザーと低評価ユーザーで評価差が開いたのは「パワートレイン」で、高評価ユーザー:891ポイント、低評価ユーザー:405ポイントの486ポイント差、次いで「ドライビングフィール」で、高評価ユーザー:896ポイント、低評価ユーザー:417ポイントの479ポイント差であった。動力性能や走りの質感が商品魅力評価を分けるポイントとなっていることがわかる。
J.D. パワー 2021年 日本自動車商品魅力度調査℠、各部門のNo.1を発表
【ブランドランキング】
総合第1位:レクサス
マスマーケット第1位:MINI
【セグメントアワード】
軽ハイトワゴン第1位:スズキ ハスラー
軽スーパーハイトワゴン第1位:ダイハツ ムーヴ
コンパクト第1位:日産 ノート
コンパクトSUV第1位:日産 キックス
ミッドサイズ第1位:スバル レヴォーグ
ミッドサイズSUV第1位:トヨタ ハリアー
コンパクトミニバン第1位:スズキ ソリオ
ミニバン第1位:トヨタ アルファード
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