EV購入しない理由は「航続距離が短い」から!イード「e燃費アンケート2018」
2018年7月13日 12時28分更新
イードが運営するマイカー燃費管理サービス「e燃費」は、同サービスのユーザーを対象に行った燃費意識調査等を集計・分析した調査レポート『e燃費アンケート2018』を発表した。
「e燃費アンケート2018」では、「e燃費」サービスの登録ユーザーに対して、2018年3月~4月にWebアンケートで実施。「クルマの利用状況」「普段の運転行動」「高速道路の利用実態」「エコドライブ実践の動向」「次期購入検討としての状況の把握」「燃費に関する満足度」といった項目や、「ディスプレイ表示燃費」「WLTCの重視度、信頼度、許容差」「電気自動車検討状況」を新たなトピックスとして意識調査を行っている。本稿では、その調査結果の一部を抜粋してご紹介する。
アンケート結果によると、車載のディスプレイ表示燃費について、ディスプレイ表示燃費の有無や表示燃費と現状燃費の乖離について聞いてみたところ、ディスプレイ表示燃費と現状燃費の差は全体平均で1km/lで、クーペやセダン系小型下級、小型ハッチバック、軽四輪車でその乖離がやや大きいことがわかった。
また、ディスプレイに表示される平均燃費と現状燃費を比較した結果、16km/lまではディスプレイ表示より現状燃費が良く表示され、17km/l以降は現状燃費よりディスプレイ表示が良く表示される傾向にあり、乖離は10km/lあたりが最も大きい様子がわかった。
続いて、WLTCモードについて、複数あるモードのどのシーンを重視するか、信頼しているか、どの程度の実燃費差を許容できるかを聞いてみたところ、「WLTCモード」表示と現状燃費の差は、平均して4.0km/l程度までが許容という結論を得た。
また、「郊外」や「高速道路」では、「2km/lまで」の乖離で過半数を占めていて、燃費が高くなる状態ほど、許容差が少ないと言う側面も見えてきた。
電気自動車(EV)検討状況については、検討経験の有無、非購入理由、許容航続距離などを聞いた結果、電気自動車を検討したが、購入しなかった理由としては、「航続距離が短い」が一番高いことが分かった。
さらにこの「航続距離が短い」ことを理由に購入しなかったユーザーに対して、電気自動車を購入する上で、許容できる満充電での航続距離を聞いたところ、「500km程度」だという回答が最も多いという結果になった。