「企業ブランド大賞2015」発表、アドビシステムズ、ハーゲンダッツ ジャパンなど7企業が受賞
2015年10月27日 17時10分更新
日経リサーチは日経リサーチアワード「企業ブランド大賞2015」の表彰7企業ブランドを発表した。企業ブランド大賞としては昨年に続き2回目となっている。
「企業ブランド大賞2015」は日経リサーチが自主調査を基に、それぞれの分野で優れた成果を上げた企業及び団体を公正に評価し、表彰するもの。
各業種の代表的な570のブランドについて、コンシューマーとビジネスパーソンを対象に、「自分必要度/ビジネス有用度」「独自性」「愛着度/企業魅力度」「プレミアム」「推奨意向」を調査し、その測定結果から総合偏差値である「企業ブランド知覚指数」を算出。その得点や前回からの順位上昇幅、また今回から新たに企業ロゴマークについての調査を基に、審査委員会で表彰企業ブランドを決定している。
受賞したのは以下の7企業。
・日清食品:『挑戦し続ける実力者』
・タニタ:『「健康」で消費者ときずな』
・星野リゾート:『地域に輝く創生力』
・パナソニック:『誠実と革新のものづくり』
・アドビシステムズ:『クラウド展開で躍進』
・ANA:『多様な顧客を魅了』
・ハーゲンダッツ ジャパン:『食べたくなるロゴ』
各企業の調査結果と選評については以下の通り。
日清食品 = 挑戦し続ける実力者
コンシューマーの企業ブランド知覚指数は3位と前回の10位から上昇。特に20代以下の評価が高く、愛着度が1位、個別項目でも「商品・サービスのよさを実感できる」「安定性がある」がともに1位に。商品開発や海外での果敢な市場開拓が評価された。
タニタ = 「健康」で消費者ときずな
コンシューマー、ビジネスパーソンからの支持をともに上げ、総合では52位と前回の101位から大幅な上昇を果たした。個別項目では「健康への配慮が感じられる」がコンシューマー、ビジネスパーソンとも1位を獲得。「健康」の領域でのブランド力を高く評価。
星野リゾート = 地域に輝く創生力
「常識や前例にとらわれない」「革新的である」という項目で上位を獲得。既成概念にとらわれないリゾートの新しいあり方への挑戦や、情報発信力を評価。
パナソニック = 誠実と革新のものづくり
コンシューマーとビジネスパーソンの両方から高い支持を受け、特にビジネスパーソンでは「その企業で働きたい」という企業魅力度が1位を獲得。誠実なきちんとしたものづくりが評価された。
アドビシステムズ = クラウド展開で躍進
ビジネスパーソンにおける知覚指数が12位から2位へと躍進し、購入・利用意向や満足度が高い結果を残した。パッケージ販売から脱却してクラウドサービスを展開し、ビジネスパートナーとしての位置づけを高めたのが評価された。
ANA = 多様な顧客を魅了
「顧客として大切にしてもらえる」の評価がビジネスパーソン、コンシューマー共に高い順位を獲得。企業ロゴマーク調査ではロゴの認知度がビジネスパーソンで100%を誇った。インバウンド需要への対応も高評価。
ハーゲンダッツ ジャパン = 食べたくなるロゴ
企業ロゴマークの調査結果において、「ロゴマークをみて製品やサービスを購入したくなる」購入喚起度でコンシューマー3位を獲得。自分へのご褒美、至福の瞬間といったシーンを思い浮かべられる、ロゴマークの人を動かす力を評価。
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