トヨタの九州第1工場、九州第2工場にゴールド賞――2014年米国自動車初期品質調査SM

2014年6月30日 14時40分更新


・ポルシェがブランド別ランキングで2年連続第1位
・高度な先進技術の反面、新車所有者が経験する不具合指摘件数が昨年より増加傾向に

 
 
 J.D. パワーは2014年米国自動車初期品質調査SM(IQS)の結果を発表した。総括では自動車メーカーが高度な先進技術を新車に導入し続けている一方で、新車所有者が経験する不具合指摘件数が増加傾向にあるようだ。

 ブランド別ランキングでは、不具合指摘件数74でポルシェが2年連続第1位となった。第2位はジャガー:87、第3位はレクサス:92、第4位はヒュンダイ:94となった。

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 セグメント別ランキングではゼネラルモーターズが6つのセグメントでアワードを受賞し、対象ブランドのうちアワードを受賞したセグメントが2年連続最多だった。

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 またレクサスRXを製造するカナダのオンタリオ州のトヨタのケンブリッジ南工場(TMMC)が、不具合指摘件数が最も少ないモデルを生産したとして、プラチナ賞を受賞した。またアジア太平洋地域ではレクサスCTとRXを製造するトヨタの九州第1工場(TMK)と、道路の向かい側のレクサスES、IS、RXを製造するトヨタの九州第2工場が、ゴールド賞を受賞するなど、レクサス製造ラインが高く評価されている。

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 レクサスブランドが圧倒的な好評価を得た一方で、ブランド別ランキングではトヨタとホンダを除いた、日産、マツダ、三菱、スバルの日本の4つのブランドが平均を下回ったのは残念。。購入初期に経験する不具合は、そのブランドに対する不審感が強まるといった結果もあることから、ぜひとも改善し「日本車」をもう一度アピールしたいところ。

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