バイクライダーの人気急上昇エリアTOP10!

2024年10月21日 11時09分更新


 株式会社ナビタイムジャパンは、2023年のバイクライダーの検索動向に関する分析結果を発表した。同社のバイク専用ナビゲーションアプリのデータをもとに、全国のツーリング目的地として検索数が増加したエリアをランキング形式で公表。石川県津幡町や茨城県常総市などが特に注目されており、これらの地域はツーリング人気の高まりが伺える結果となった。

<分析内容>
2022年1月~12月と2023年1月~12月を比較し、検索数が増加したエリアを分析。
※分析には、バイク専用ナビゲーションアプリ『ツーリングサポーター by NAVITIME』における検索データと、これを可視化できるWeb分析システム『バイクプロファイラー』を用いている。

バイクライダーの人気上昇TOP10
(2023年 ツーリング目的地検索数増加率ランキング)

トップの石川県津幡町は、2022年の検索数から5.19倍の増加、続く茨城県常総市は4.06倍の増加となった。3位以降は、四国八十八ヶ所霊場をバイクで巡る「お遍路」で一番初めの宿坊がある徳島県上板町や、バイクイベント「北関東カブ主総会」の開催地である群馬県邑楽町、天空の道・雲の上のツーリングコースとして知られている四国カルストを有する愛媛県西予市と高知県津野町などが、検索数を伸ばしている。

1石川県津幡町5.18倍
2茨城県常総市4.06倍
3徳島県上坂町3.74倍
4群馬県邑楽町3.26倍
5北海道北広島市3.19倍
6群馬県明和町3.14倍
7愛媛県西予市3.00倍
8沖縄県北谷町2.97倍
9高知県津野町2.82倍
10高知県佐川町2.76倍

ツーリング目的地検索数増加率ランキング1位の石川県津幡町、2位の茨城県常総市、3位の徳島県上坂町に加え、バイク特有の要因が影響し、検索数が増えたと考えられる4位の群馬県邑楽町、6位の群馬県明和町、7位の愛媛県西予市、9位の高知県津野町について、具体的に検索されたエリアを分析したランキングを続けて紹介する。

1.ツーリング目的地検索数増加率ランキングTOP3

ツーリングサポーター by NAVITIMEの利用状況と『バイクプロファイラー』を用いて、市区町村別、メッシュ別(1kmメッシュ)に具体的な検索増加エリアと、月別検索数から分析した結果を発表した。

1位:石川県津幡町(5.19倍増)
津幡町にて確認すると、道の駅 倶利伽羅源平の郷 倶利伽羅塾の検索が多いことが確認できた。道の駅 倶利伽羅源平の郷 倶利伽羅塾は、2023年5月20日(土)~28日(日)に開催されたツーリングイベントSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)の指定スポットの一つで、特に2023年5月に検索数が急増していることが確認された。

2023年1月~12月の石川県津幡町の検索状況

2位:茨城県常総市(4.06倍増)
常総市での検索増加エリアを確認すると、一言主神社の検索数が多いことが確認できた。メッシュ別で検索数を確認すると、一言主神社の周辺スポットも検索されていることが見て取れる。一言主神社の南方にはキャンプ場のRECAMP常総があり、神社を拠点に宿泊地や飲食店なども検索されていると考えられる。時期としては、2023年5月に検索数が増加している。

2023年1月~12月の茨城県常総市の検索状況

3位:徳島県上板町(3.74倍増)
上板町での検索増加エリアを確認すると、安楽寺の検索が多いことが確認できた。安楽寺は、四国八十八ヶ所霊場の六番礼所でお遍路の一番初めの宿坊で知られている。時期としては、1位2位同様に5月に検索数が増加している。

2023年1月~12月の徳島県上板町の検索状況

4位:群馬県邑楽町(3.26倍増)
邑楽町での検索増加エリアを確認すると、おうら中央多目的広場の検索が多いことが確認できた。おうら中央多目的広場では、2023年3月と11月にバイクの「カブ」シリーズの愛用者の交流会である「北関東カブ主総会」第2回と第3回が開催されている。開催時期に連動して検索数が伸びていることからも、注目の高さが伺える。

6位:群馬県明和町(3.14倍増)
明和町での検索増加エリアを確認すると、川俣駅の検索が多いことが確認できた。明和町では2023年7月28日からマンホールカードの配布を行っており、川俣駅西口の駅前プラザ メイちゃん家にて受け取ることができる。明和町によると「昨年夏に配布を開始してから約1年で配布数が6,000枚を超えており、大変好評。バイクライダーの方が来訪することも多い」とのことだ。時期としては、7、8、10、11月に検索数が増加している。

7位:愛媛県西予市(3.00倍増)
9位:高知県津野町(2.82倍増)
西予市・津野町での検索増加エリアを確認すると、愛媛県と高知県の県境の尾根沿いに広がる四国カルストと周辺施設での検索が多いことが確認できた。四国カルストは標高1,000m~1,500mに連なる台地で、四国カルストを東西に縦断できる県道383号線を通るルートは、高地の絶景を楽しめるツーリングコースとして人気がある。検索数は、特に5月と7月に増加していることが確認できた。

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