「50歳から住みたい地方」第1位は福岡県北九州市、生涯生き生きと暮らせる街として高評価

2016年7月1日 10時51分更新


 雑誌販売部数トップシェアの株式会社宝島社が発行する『田舎暮らしの本』は、「50歳から住みたい地方ランキング」を発表した。第1回目となる今回は、「福岡県北九州市」が1位を獲得した。
  
■50歳から住みたい地方ランキング
第1位 北九州市(福岡県)
第2位  新潟市(新潟県)、高知市(高知県)
第4位  宇部市(山口県)、豊後高田市(大分県)
 
 田舎暮らしのニーズが年々高まるなか、政府が推進する「生涯活躍のまち」構想(※)により、地方では中高年の移住者を歓迎する自治体が増えていることから、今回、中高年に対象をしぼった「50歳から住みたい地方ランキング」を発表した。
 同構想を推進する意向を示した自治体のうち191の市区町村を対象にしたもので、「医療」「介護」の公的なデータと、「移住支援」「住宅対策」「生涯活躍のまち」「シニアライフ支援」「医療介護体制」の5ジャンル全34項目からなる編集部独自のアンケート結果の合計でランキングを集計。
 今回1位となった「福岡県北九州市」は、20年ほど前からシニア世代を意識した街づくりを目指しており、病院や介護施設が充実しているほか、再就職支援セミナーやシニア向けのお試し居住を実施するなど移住者の歓迎度も高く、生涯生き生きと暮らせる街として高得点を得た。

 大都市圏では急速な高齢化が進む一方で、シニアの移住受け入れに積極的な「生涯活躍のまち」は地方移住のニュースタイルとして、今注目を集めている。元気なシニアが移住することで、仕事や社会活動などを通じて地域の活性化にも繋がると期待され、同取り組みに積極的な自治体も増えている。
 
※「東京圏をはじめとする地域の高齢者が、希望に応じ地方や『まちなか』に移り住み、地域住民や多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくり」を目指すもの

 
 
 

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