「薬剤師が選ぶ製薬企業イメージ調査2014」発表、総合ランキング1位には武田薬品工業
2014年11月28日 16時00分更新
医療経営コンサルティング、薬剤師を対象としたプロモーション及び調査を行う株式会社ネグジット総研は自社で保有する薬剤師調査モニター450名を対象に「薬剤師が選ぶ製薬企業イメージ調査2014」を実施し、その結果を発表した。
調査目的としては薬剤師の各製薬企業に対するイメージの実態を把握することを挙げており、調査方法はインターネット調査を採用。調査対象は保険薬局勤務薬剤師300名、病院・診療所・クリニック勤務薬剤師150名で、調査機関は2014年10月10日~2014年10月24日となっている。
調査内容はおおまかにコールセンター、営業力、開発力、好感度、社会貢献、情報発信、ランキング、後発品企業の8カテゴリについて問いており、それらを総計した総合ランキングの他に、別途4部門を「保険薬局」と「病院・診療所・クリニック」にそれぞれ分けて設けている。
「営業力」「開発力」「好感度」「社会貢献」「販売力」「情報発信」の各カテゴリをまとめた総合ランキングでは「武田薬品工業」が1位となった。コールセンターでは保険薬局は「グラクソ・スミスクライン」、病院・診療所・クリニックでは「ファイザー」が1位に、薬剤師向けに情報提供、勉強会などを積極的に行なっているメーカーでは保険薬局は「エーザイ」、病院・診療所・クリニックでは「アステラス製薬」が1位となっている。
文化、スポーツなどのイベント活動に熱心なメーカーは保険薬局、病院・診療所・クリニックともに1位は「大塚製薬」に、患者向け情報が充実しているメーカーは保険薬局が「エーザイ」、病院・診療所・クリニックは「武田薬品工業」がそれぞれ1位となった。
薬剤師というプロの目から見た企業ランキングということで非常に興味深いものとなっている。一般消費者からすれば開発力や営業力といった項目での評価は難しいが、患者向け情報が充実しているメーカーや文化、スポーツなどのイベント活動に熱心なメーカーというのは大いに参考になると思われる。
なお調査対象企業は以下の55社となっている。
旭化成ファーマ/味の素製薬/あすか製薬/アステラス製薬/アストラゼネカ/アボットジャパン/エーザイ/MSD/エルメッドエーザイ/大塚製薬/小野薬品工業/科研製薬/キッセイ薬品工業/杏林製薬/キョーリンリメディオ/協和発酵キリン/共和薬品工業/グラクソ・スミスクライン/興和/興和ジェネリック/サノフィ)/沢井製薬/参天製薬/塩野義製薬/第一三共/第一三共エスファ/大正富山医薬品/大日本住友製薬/大鵬薬品工業/武田薬品工業/田辺三菱製薬/田辺製薬販売/中外製薬/ツムラ/帝人ファーマ/テバ製薬/テルモ/東和薬品/鳥居薬品/日医工/日本イーライリリー/日本化薬/日本ケミファ/日本ベーリンガーインゲルハイム/ノバルティスファーマ/ノボノルディスクファーマ/バイエル薬品/久光製薬/ファイザー/富士フィルムファーマ/マイラン製薬/マルホ/Meiji Seikaファルマ/持田製薬/ヤンセン ファーマ(五十音順)
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