うなぎ価格高騰でスーパーに異変、うなぎ代替商品1位は「あなごの蒲焼き」!土用の丑の日に関する調査

2017年6月15日 11時53分更新


 近年、うなぎの資源量が激減し、価格高騰が何かと話題になっている。マクロミルは、うなぎの需要が一年で最も高まる「土用の丑の日」を目前に、うなぎ商戦が本格化している今、生活者のうなぎ消費に対する意識や実態を探るため、全国の20~69歳の1,000名に調査を実施し、その結果を発表した。
 
 
■土用の丑の日、7割が「うなぎを食べたい」、平均予算は一人前1,843円
今年の土用の丑の日にうなぎを食べたいか尋ねたところ、「食べたい」と回答した人は70%で、一人前の予算は平均「1,843円」となった。
 
【図】 土用の丑の日にうなぎを食べたいか
ベース:全体 / n=1,000
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■今年は土用の丑の日が2日間!うなぎは「両日とも食べたい」44%
うなぎを食べる習慣のある夏の土用の丑の日、今年は一の丑、二の丑と2日間存在している。どちらの土用の丑の日に食べたいか尋ねたところ、44%が「両日とも食べたい」と回答した。また、「7月25日(火)」だけは37%、「8月6日(日)」だけは19%となった。
  
【図】 どちらの土用の丑の日にうなぎを食べたいか
ベース:全体 / n=1,000
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■うなぎは「高くても国産」73%
産地や、天然・養殖などによって価格に差が出るうなぎだが、今年の土用の丑の日にうなぎを食べたい人を対象に、それらに対する考えを尋ねた。産地は、「高くても国産うなぎがよい」が73%、「安いなら輸入うなぎがよい」が27%という結果となり、国産うなぎは人気が高いことがわかった。また、天然・養殖については、「高くても天然うなぎがよい」31%、「安いなら養殖うなぎがよい」69%で、比較的安く買える養殖うなぎに人気が集まっている。
 
【図】 うなぎの「価格」と「産地」に対する考え
ベース:今年の土用の丑の日にうなぎを食べたい人 / n=697
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【図】 うなぎの「価格」と「天然・養殖」に対する考え
ベース:今年の土用の丑の日にうなぎを食べたい人 / n=697
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■うなぎ代替商品ランキング、1位「あなごの蒲焼き」、2位「さんまの蒲焼き」、3位「豚肉の蒲焼き」
うなぎの更なる価格高騰と、今年は土用の丑の日が2日間あることから、スーパーや飲食店ではうなぎ以外の食材で作ったうなぎの代替商品が発売されているが、どのような代替商品が人気なのか。食べたいと思うものを尋ねたところ、1位は「あなごの蒲焼き」59%、2位「さんまの蒲焼き」34%、3位「豚肉の蒲焼き」17%という結果になった。
 
【図】 うなぎ代替商品ランキング
ベース:全体 / n=1,000
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■調査概要
調査主体: マクロミル
調査方法: インターネットリサーチ
調査対象: 全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法: 平成27年国勢調査による、全国5エリア×性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間: 2017年6月2日(金)~4日(日)
 
 
 

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