プログラミング教室の利用率第1位は「ヒューマンアカデミー ジュニアSTEAMスクール」

2021年4月20日 12時03分更新


 「シルミル研究所」では、全国のパパ、ママを対象にしたリサーチ事業「こどもリサーチ」を実施し、ママ・パパが選ぶ「子どものロボット教室・プログラミング教室」について発表した。
 2020年度から小学校で必修化されているプログラミング。プログラミング教育について不安に思うことについては、「親が教えたり、質問に答えることができるか」35.6%、「学校で十分教えてもらえるか」33.6%、「子どもが学習についていけるか」30.8%などが上位を占めた(複数回答)。
 今回、子どもを持つ回答者655人中、子どもをプログラミング教室に「通わせている」「以前通わせていた」人は全体8.2%と少ないものの、「通わせていないが興味がある」と答えた人は48.7%と、関心の高い結果となった。また、通わせ始めた年齢の平均は8.3歳だった。
 利用率第1位は「ヒューマンアカデミー ジュニア STEAMスクール ロボット教室・こどもプログラミング教室」(表1)、期待度は昨年に引き続き「富士通オープンカレッジ F@IT Kids Club<ファイトキッズクラブ>」が第1位となった(表2)。
 「ヒューマンアカデミー」利用者は「続けていくことで生活、学習、全てにおいて順序立てたり先をよんだりすることをできるようになれそうな気がします」(香川県・39歳/6歳ママ)と評価。次に利用したいという声が多かった「富士通オープンカレッジ」は、「富士通ブランド」(大阪府・39歳/小1ママ)、「大企業の安心感」(東京都・46歳/小3ママ)といった理由が挙げられていた。

(表1)

(表2)

 子どもを通わせる際に最も重視したことは「子どもが楽しめるかどうか」が44.4%と最も多く、「月謝・利用料」や「通いやすさ」「オンライン対応」と続いた(グラフ1) 。通わせたきっかけは「子どもが通いたいと言ったから」50.0%、「論理的思考力を付けたい」33.3%、「想像力を付けたい」31.5%だった(複数回答)。

 一方、教室に期待することとしては、「これからの時代に必要な、自分で考えて創作できる力をつけて欲しい」(北海道・31歳/5歳児ママ)という声をはじめ、 「特定の言語を学んでも流行り廃りがあるので、プログラミングの根幹となる“コンセプト”が分かるようになってほしい」(茨城県・35歳/5歳児パパ)という声も。 また、「短時間でのオンライン指導と週に複数回の実施が理想。一つのプロジェクトを完成させる達成感を、短い間隔で味わわせて欲しい」(東京都・40歳/小3ママ)とオンラインに関する要望なども見られた。

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