書店の総合満足度第1位はジュンク堂書店―日本トレンドリサーチ

2020年6月1日 11時01分更新


 分野ごとに大規模なインターネットリサーチを実施し、満足度に関するリサーチ結果をもとに指標を作成している日本トレンドリサーチは、「書店の利用」の満足度調査を行い、その結果を発表した。

 満足度調査をおこなう前に、まずは全国1,521名に「書店の利用」について事前調査を行い、「書店の利用した」と回答した人に本調査を実施し、利用した書店についての評価を聞いた。
 満足度ランキングの作成にあたり、152名以上から有効回答を得られた4ブランドで、各社先着152名の回答を集計した。

152名以上の有効回答を得られた書店
・TSUTAYA
・紀伊國屋書店
・ジュンク堂書店
・蔦屋書店

〇「満足度ランキング」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者:事前調査において提示した書店について「利用した」と回答した方
※事前調査で条件を満たした方にそのまま続けて本調査を表示し、回答を得た
調査期間:2020年5月25日~5月28日
調査対象/選定条件:本調査において、152名以上から有効回答を得られた4ブランド

◆総合満足度1位:ジュンク堂書店(平均7.500点)
 「ジュンク堂書店」は株式会社丸善ジュンク堂書店が運営している大手書店チェーン。
 ジュンク堂書店の戦略は「充実した品揃え」とされ、どの分野の書籍も満遍なく置かれているのが特徴。例えば、「生物についての本」が生物の棚にあったり、子供向けの棚にあったりする。
 また、ジュンク堂書店では梅田店、池袋本店が2000坪を超えるなど1000坪を超えるような超大型書店の店舗が多いことも特徴。

◆総合満足度2位:蔦屋書店(平均7.296点)
 「蔦屋書店」はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が展開する大手書店チェーン。
 「上質なライフスタイルを提供する書店」をテーマとして全国に事業展開している。店舗内にカフェや雑貨店など雰囲気の良いくつろぎのスペースがあり、店舗によってはエステティックサロンが併設されている。

◆総合満足度3位:紀伊國屋書店(平均7.243点)
 「紀伊國屋書店」は株式会社紀伊國屋書店が運営する、日本の大手書店チェーン。
 店舗展開は日本全国のみならず、アメリカ合衆国・東アジア・オーストラリアにも進出している。全国70店舗以上の大学構内にブックセンター(書店)を展開していることも特徴の1つ。ポイントカードもあり、リアル店舗、ネット通販、電子書籍のすべての買い物で「Kinokuniya Point」を貯めて使うことができる。

◆総合満足度4位:TSUTAYA(平均6.921点)
 「TSUTAYA」は前述の「蔦屋書店」同様、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営する音楽・映像ソフトのレンタル店として日本最大手のチェーン店。
 時代に合った商品展開と消費者ニーズにあった品揃えで人気となっている。レンタルを主軸としているが、新品と中古品両方の本やCD・DVD、ゲームソフトの販売も取り扱っている。
 
 
 
 

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