「全国の城好き1000人が選んだ、城めぐり初心者の旅行先にオススメのお城ランキング」を発表、1位は松本城
2020年4月6日 13時01分更新
日本全国の城を巡った訪問記録を保存できるサービスを運営する攻城団が、毎年恒例「全国の城好き1000人が選んだ、城めぐり初心者の旅行先にオススメのお城ランキング」を発表した。
5年目となる今回は「東日本の城(北海道、東北、関東、甲信越、北陸、東海)」「西日本の城(近畿、中国、四国、九州)」「チャシとグスク」とエリアごとに受け付け、過去最大となる1055人の投票が集まった。全国各地のお城を自ら訪問している方々によるランキングなので、単なる知名度ランキングではなく現地を訪問したからこそわかる魅力が反映されたランキングとなっている。
■城めぐり初心者の旅行先にオススメの全国お城ランキング
【「東日本の城」部門】
1.松本城(長野県松本市) 300票 ※国宝、現存天守
2.犬山城(愛知県犬山市) 95票 ※国宝、現存天守
3.会津若松城(福島県会津若松市)47票
4.江戸城(東京都千代田区) 42票
5.小田原城(神奈川県小田原市) 35票
5.名古屋城(愛知県名古屋市) 35票
7.山中城(静岡県三島市) 34票
8.弘前城(青森県弘前市) 31票 ※現存天守
9.苗木城(岐阜県中津川市) 30票
10.岐阜城(岐阜県岐阜市) 29票
【「西日本の城」部門】
1.姫路城(兵庫県姫路市) 324票 ※世界遺産、国宝、現存天守
2.彦根城(滋賀県彦根市) 96票 ※国宝、現存天守
3.備中松山城(岡山県高梁市) 67票 ※現存天守
4.松山城(愛媛県松山市) 58票 ※現存天守
5.熊本城(熊本県熊本市) 51票
6.安土城(滋賀県近江八幡市) 39票
7.大阪城(大阪府大阪市) 36票
8.松江城(島根県松江市) 29票 ※国宝、現存天守
9.高取城(奈良県高取町) 25票
9.竹田城(兵庫県朝来市) 25票
【「チャシとグスク」部門】
1.首里城(沖縄県那覇市) 273票 ※世界遺産
2.今帰仁グスク(沖縄県今帰仁村) 167票 ※世界遺産
3.中城グスク(沖縄県中城村) 59票 ※世界遺産
4.勝連グスク(沖縄県うるま市) 51票 ※世界遺産
5.ヲンネモトチャシ(北海道根室市)27票
6.座喜味グスク(沖縄県読谷村) 18票 ※世界遺産
7.白老チャシ(北海道白老町) 4票
8.カムイチャシ(北海道豊浦町) 3票
8.豊見城グスク(沖縄県豊見城市) 3票
10.ノツカマフチャシ(北海道根室市) 2票
「東日本の城」部門の1位に選ばれたのは松本城(長野県松本市)。昨年は「平城・陣屋」部門で1位を獲得した松本城だが、2年連続の部門トップとなった。2位には国宝5城のひとつである犬山城(愛知県犬山市)が選ばれた。また弘前城(青森県弘前市)や丸岡城(福井県坂井市)などの現存天守がある中で、会津若松城(福島県会津若松市)が3位に選ばれたことは注目。
つづいて「西日本の城」部門では予想どおり姫路城(兵庫県姫路市)が1位を獲得。2位以下には彦根城(滋賀県彦根市)、備中松山城(岡山県高梁市)、松山城(愛媛県松山市)と現存天守が並んでいるが、安土城(滋賀県近江八幡市)や竹田城(兵庫県朝来市)といった建造物が残っていない山城を初心者でも楽しめるお城としてピックアップする方もいた。
最後の「チャシとグスク」部門も首里城(沖縄県那覇市)が1位を獲得することは予想どおりだったが、2位以下についてはまったく予想がつかなかった。今帰仁グスク(沖縄県今帰仁村)、中城グスク(沖縄県中城村)、勝連グスク(沖縄県うるま市)と世界遺産のグスクが並ぶ中で、「日本100名城」でもっとも訪問するのがむずかしいといわれているヲンネモトチャシ(北海道根室市)が5位に選ばれた。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のために臨時休館中のお城も多く、不要不急の外出を控える時期でもあるので、掲載された団員たちの熱い推薦コメントを読みながら遠征計画を練っておき、お城めぐりを再開できるようになったら、このランキングを参考にお出かけされてはどうだろうか。