ワースト1位の葛西駅は最大750人超の定員不足!保育園に入りにくい駅ランキング2018
2019年1月8日 10時15分更新
分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は、保育園に入りにくい駅ランキング(2018年版)を発表した。
同調査は、2018年4月時に、0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計し、保育園に入所しにくい駅、しやすい駅を調査した結果となっている。
待機児童数は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引いて算出している。保育サービスの需要は待機児童数で表されるが、この定義は求職中や産休中の需要を含める・含めないなど行政によって基準が異なる。また、通所距離を考慮せず同じ区内であれば利用可と判断されるなど、利用者が実態をつかみづらい面もある。そのため、同調査では、待機児童数の潜在需要を把握するため、各行政区対して町丁目毎の0歳児人口の調査を行い、0歳児人口の総数を最大需要と推計し、さらにそれらを駅単位で集計している。
調査の結果、ワースト1位は「葛西」となった。駅近隣の0歳児人口が都区部全駅で2番目の821人の最大需要を有しながら、認可保育園等専用施設での0歳児定員数が66人と少なく、都区部で最も入りにくい駅となった。
ワースト2位の「新小岩」は、0歳児人口が840人と都区部では1番目の最大需要を有する駅のため、139人と比較的多い0歳児定員を有しながら、需要の多さに対応しきれずワースト2位となった。
ワースト3位は「北綾瀬」。0歳児人口は816人と都区部3番目の最大需要を有し、0歳児定員は172人と多くの定員を確保しているが、その最大需要をまかなうには至らなかった。
今回のワースト3駅には、いずれも800人を超える極めて0歳児人口が多い駅がランクインした。800人を超えるのは、都区部の全駅内で同3駅のみ。最大需要4位の西葛西駅は0歳児人口が669人と大きな差があり、上位3駅に極めて0歳児人口が集中していることが分かる。同3駅はいずれも都心部へのアクセスが良い駅で、都区部の中では比較的マンション価格が抑えられているため、人気が集中しており、今後も多くの需要が発生することが予想される。
関連リンク:認可保育園入りやすい?入りにくい?駅ランキング(住まいサーフィン)