最新ランキングで日本が中国を凌ぐ、国内トップは「東京大学」!QS大学ランキング2018 アジア地域編

2017年10月18日 11時24分更新


 2018年版QS大学ランキングでは、アジア地域上位20校に日本の5大学がランキングされた。この結果は、韓国(6校)に次ぐ2番目となり、また中国、香港、シンガポールを凌いだ。東京大学(13位)は、過去5年に渡り日本国内で最もランキングの高い大学の地位を維持している。
 
 東京大学が国内最高学府のトップに留まる一方、東京工業大学(14位)や大阪大学(15位)、京都大学(17位)、そして東北大学(20位)などが順位の差を狭めている。
 東京工業大学は、これまで以上に東京大学に迫っている。昨年、東京工業大学のスコアは東京大学に対して0.2ポイント下回っていたが、今年は更に接近し0.1の差を残すのみとなった。(東京大学:93.3、東京工大:93.2)
 また、大阪大学は順位を2つ上げた一方、京都大学が2つ落とした。この結果、大阪大学の順位が京都大学を上回る結果となっている。
 
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 一方、アジア地域で最も「学生-教員比」の低い7大学に日本の大学が選ばれ、日本の学生が「学生-教員比」という観点では、あまり恩恵を受けていないことがわかった。とくに、東京医科歯科大学(今回順位を5つ上げ、86位)は、アジア地域全体で最も学生-教員比の低い大学となった。
 
 また、アジア地域におけるランキング結果全体を見ると、今回初めてシンガポール国立大学(前回1位、今回2位)を抑え、シンガポールの南洋理工大学が1位になった。
 また、香港科技大学が3位まで順位を上げるなど、香港の大学が他の4か国に対して、トップ10内に最も多くランクインする結果となっている。
 
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 QS大学ランキングは、「学術的な対外評価(研究の質を評価)」、「雇用者からの評価(卒業後の就職先に関する良否を評価)」、「学生-教員比(大学側の指導力を評価)」といった独自の評価項目(10項目)を考慮しながら設計し、独自の計算手法を用いて導き出している。

 
 
 

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