この1年間に経験したおケイコに社会変動の影響も!2016年度人気おケイコランキング
2017年1月27日 13時38分更新
リクルートマーケティングパートナーズが企画・運営する『ケイコとマナブ.net 』は、全国の20~34歳の働く男女1036人を対象に「学び事・習い事」についての調査を実施し、その結果を発表した。同調査は、今年で13回目を迎える。
調査の結果、20~34歳の女性がこの1年間に実施した学び事・習い事は、「ヨガ・ピラティス」が2015年度ランキングより回答率を下げたものの、昨年に続いて1位を獲得した。気軽に体験できる教室やフィットネススタジオの全国的な普及、ホットヨガやピラティス、エアリアルヨガなどさまざまな形のヨガがさらに浸透していることなどが要因と考察している。
「英語」の回答率は大きく減少した昨年に続いて減少。2004年にケイコとマナブで実施したアンケートと比較してみると、「仕事で必要」と考えて学ぶ人が増えた(04年12.7%→今回20.2%)一方で、「就職・転職のため」に学ぶ人が減少(同14.3%→2.4%)している。
ほかに、趣味系の習い事では「パン」「ペン字」「書道」「メイク」「生け花」といった現在の生活の充実度を上げる習い事、仕事系では「ファイナンシャルプランナー」「心理・カウンセリング」といった、仕事上のレベルアップと生活の充実度の向上の両方に役立つ学び事が順位を上げている。
一方で昨年順位・回答率を上げた「簿記」 「お菓子」 「ピアノ」は順位を落とした。
■2016年度 人気おケイコランキング【女性(20~34歳)】
続いて、20~34歳の男性がこの1年間に実施した学び事・習い事は、「英語」「簿記」がともに5年連続で1位・2位をキープし、対前年比では回答率もUPさせる結果となった。3位は昨年に続き「ファイナンシャルプランナー」となった。
また、回答率・順位ともに上げているのが、「宅地建物取引士」(回答率1.2ptアップ、15年6位→16年4位)、「税理士」(2.5ptアップ、27位→9位)、「社会保険労務士」(0.6ptアップ、16位→11位)、「司法書士」(1.5ptアップ、49位→20位)、「公認会計士」(0.4ptアップ、41位→30位)といった、法律・会計関連の国家資格。長期間の学習が必要な難関資格であるため、将来を見据えた学習を開始した男性が増えたことがうかがわれる。昨年は国内での自然災害や欧米での大きな社会変動が相次いだため、将来にわたっての安定性を求めて専門性の強い学びを実施したのではないかと考察している。
■2016年度 人気おケイコランキング【男性(20~34歳)】
■「2016年度人気おケイコランキング」 調査概要
・調査目的: 過去1年間の学び事・習い事の実態を把握するとともに、今後の意向を確認する
・調査対象者:全国20~34歳の働く男女
(株式会社マクロミルのモニターにスクリーニングを行い、学び事・習い事を「1年以内にしたことがある」と回答した者に対して実施)
・調査方法: インターネットアンケート調査
・調査期間: 2016年12月21日(水)~2016年12月24日(土)
・回収数: 20~34歳の女性518人・男性518人