一番好きな戦国武将、全年代で「織田信長」が1位
2023年12月6日 10時15分更新
大河ドラマや小説、漫画やゲームなどの題材になることも多く、幅広い層から親しまれている戦国武将。今回は10~60代の男女を対象に、一番好きな戦国武将について聞いた。
一番人気は「織田信長」、2位以降は年代によって順位に差がみられる
一番好きな戦国武将について聞いたところ、全体のTOPは「織田信長」で14.1%となった。「織田信長」の強さや破天荒さの魅力はもちろん、これまでに小説や漫画、ドラマ、映画など数多くの作品の題材となっている。ここ最近でも、木村拓哉さんと綾瀬はるかさん共演の映画『レジェンド&バタフライ』や北野武監督の『首』などが話題となり、人気の高さがうかがえる。
全体の2位以降は「伊達政宗」「徳川家康」「真田幸村」「上杉謙信」が続き、大きな差はみられなかった。一方で「この中にはいない」と回答した人は3割超となった。
年代別にみると、全体TOPの「織田信長」は、すべての年代でもTOPとなっている。
10代、20代では、本能寺の変で有名な「明智光秀」がランクインした。
40~50代では、「前田慶次/前田慶次郎」がTOP5に入っている。主君であった織田信長の影響を大きく受けたといわれ「天下の傾奇者(かぶきもの)」としても知られる人物だ。
60代では「徳川家康」の割合が高く、1割超となっている。特に60代女性では13%と高くなっていた。現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』は、松本潤さんが演じる「徳川家康」が主人公。過去の調査で、大河ドラマは年齢があがるほど見ている人の割合が高いことがわかっており、そういった影響もありそうだ。
男女別にみると、女性よりも男性の割合が高いのは「織田信長」、上杉謙信との川中島の合戦が有名な「武田信玄」。一方、女性のほうが高い割合となったのは「徳川家康」だった。
グラフにはないが、エリア別にみると「伊達政宗」は東北で24%と高くなっている。仙台藩の初代藩主で、幼少の頃に失明し黒い眼帯をしていることから「独眼竜」という呼び名でも知られており、東北では「徳川家康」を抜いてTOPとなった。
また、中国地方のほぼ全域を制覇し、大国を築き上げた武将「毛利元就」は、中国地方で9%と、他のエリアと比べて高い割合だった。
戦国武将の武勇や智謀(ちぼう)による英雄的なエピソードは日本の歴史としても刻まれ、多くの人の心に響いているようだ。これからも映画やドラマ、小説、漫画、ゲームなどさまざまなメディアで、戦国武将を題材とした作品が多くうまれていくかもしれない。
出典:LINEリサーチ
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~64歳の男女
実施時期:2023年11月1日~2023年11月6日
有効回収数:5260サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります