高校生1,000人による「スタサプ・読書大賞2022」

2022年9月15日 10時00分更新


 株式会社リクルートが提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、スタディサプリ編集部の高校生エディター&公式LINE登録者を対象に“読書”についてアンケートを実施致した。

■高校生1,000人が選ぶ「好きな作家TOP3」「好きな小説ジャンルTOP3」は…?

今回が初回となる「スタディサプリ進路・読書大賞2022」。動画サイトやSNSと活字以外の娯楽にも多く恵まれている中で、今の高校生が、どんなことを“本”に求めているのかが浮き彫りとなる結果になった。

「好きな作家ランキング」では、直木賞をはじめとした数々の賞を受賞し、多数の作品が実写化もされている「東野 圭吾」さんが堂々1位に。ミステリー小説を愛する高校生たちから、“最後までよめない展開が面白い”と支持する声が上がった。2位は、「住野 よる」さんがランクイン。切ない青春小説が人気で、高校生や学校を舞台にした作品が多く、世界観が好きという声が多数。3 位は、デビュー作の『告白』や今年11月映画公開予定の『母性』など、映像化作品も話題の「湊かなえ」さん。現代文の授業で知って、という人も多く、高校生なら必ず通る小説家という印象。

順位好きな作家TOP3得票数
1位東野 圭吾100
2位住野 よる66
3位湊 かなえ48

<自由回答/n=1000>

また、「好きな小説ジャンル」は、僅差で1位が「恋愛」、2位「推理・ミステリー」がランクインし、3位に「青春」の結果に。
「好きな作家」、「好きな小説ジャンル」、この二つの結果を組み合わせてみると、どれだけ娯楽の幅が増えたとしても、“本”に求めるのは没入感や疑似体験、ハラハラドキドキのような感情の振れ幅であるということが分かる。

順位好きな小説ジャンルTOP3割合
1位恋愛49.7%
2位推理・ミステリー48.8%
3位青春40.6%

<複数回答/n=1000>

■<高校生の読書に関するデータ>

・本・漫画・雑誌に使う月平均額は、「1,410円」とお小遣いの約4分の1を占める
月に本や漫画、雑誌に使っている平均金額は「1,410円」となり、お小遣いの平均金額「5,582円」(※1)の約4分の1という結果に。何かと娯楽が多く、出費もかさむであろう今の高校生にとっては、決して少なくない金額を費やしていることが分かる。
(※1)2022年6月15日に発表した「高校生お小遣い実態調査2022」より

・本を読む目的は、楽しみ、息抜きを表す項目が上位にランクイン
宿題や課題のイメージから義務的と思われがちな、“本”に絞って読む目的を聞くと、1位「リフレッシュ」、2位「ただただ好きだから」、3位「現実逃避したい」がTOP3に入り、楽しみな息抜きとして読書に向き合っている様子。

・本を手に取るきっかけは、1位「書店のPOP」が6割越え!オンラインよりもオフラインの方がまだまだ強い
オンラインでの買い物が主流になった今、本も欲しいと思ったときに最短即日で自宅配送もされる時代だが、実際に手に取るきっかけは、66.4%が「書店の店頭POP」と答える驚きの結果に。「書店のPOPは店員さんのおすすめの本で面白い内容のものが多いから」(男子/神奈川県)など、店員さんを信頼しているといった声も多く、訪れる書店ごとでの出会いを楽しんでいる様子。

スタディサプリ進路「#高校生なう
【アンケート概要】
■調査時期:2022年8月16日(火)~2022年8月18日(木)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国高校生男女(『スタディサプリ進路』の高校生エディター/公式LINE登録者)
■有効回答数:1,000件(男子314件、女子686件)
■調査実施機関:株式会社リクルート

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