子連れでのファミレス利用率1位はガスト―こどもりびんぐ

2022年7月27日 12時00分更新


 株式会社こどもりびんぐが運営する「シルミル研究所」では、第37回目の「こどもリサーチ」を実施し、全国のママ・パパが選ぶ「ファミリーレストラン」について調査した。

◆子連れでのファミレス利用経験91.6%

今回は、全国の小学生以下の子どもがいる391人が回答。子連れでファミレスに行ったことがあるかどうかについては、91.6%が「ある」と答え、ほとんどの人に利用経験があることがわかった。頻度は「2-3か月に1回程度」が26.0%で最も多く、次いで「月1回」が25.4%となった。子ども連れでファミレスに行く理由上位は「子どもが喜ぶ」が55.9%、「自分で作るのが面倒」50.0%、「子育ての息抜きとして」39.1%となった(複数回答)。

◆利用率は「ガスト」が2年連続1位、総合満足度1位は「和食さと」

 全国のママ・パパが選ぶ「ファミリーレストラン」利用率第1位は2年連続で「ガスト」(表1)、価格満足度第1位は「バーミヤン」(表2)、オススメ率第1位は「びっくりドンキー」(表3)、総合満足度第1位は「和食さと」(表4)となった。利用者からは、以下のような感想が寄せられた。

ママ・パパが選ぶ「子連れのファミレス」
利用率
1ガスト
2サイゼリヤ
3びっくりドンキー
ママ・パパが選ぶ「子連れのファミレス」
価格満足度
1バーミヤン
2サイゼリヤ
3和食さと
ママ・パパが選ぶ「子連れのファミレス」
オススメ率
1びっくりドンキー
2バーミヤン
3サイゼリヤ
ママ・パパが選ぶ「子連れのファミレス」
総合満足度
1和食さと
2びっくりドンキー
3サイゼリヤ
【ガスト利用者の声】
「子連れの利用客が多く、多少子どもが騒いでもあまり迷惑にならなさそうな点。お子様ランチのプレートがアンパンマン柄な点。子どものドリンクバーが無料なのもうれしい」(30代・東京都)

【バーミヤン利用者の声】
「子どもがラーメン好きなので、よく利用しています。お子さまメニューの量がちょうど良い」(30代・愛知県)

【びっくりドンキー用者の声】
「『もぐチャレ』という子ども向けのイベントがあり、全部食べられると表彰してくれる。褒められて喜ぶし、全部食べよう!といつもより積極的に食べてくれるので、親もゆっくりできて助かる」(20代・兵庫県)

【和食さと利用者の声】
「『さとキッズくらぶ』という会員制度があり、ドリンクが無料になったり、ポイントをためると割引券などがもらえる。メニューも豊富で、好きなものを選んで組み合わせられるので、子連れにはうれしい」(30代・大阪府)

◆「子ども向けサービスがある」を最重視

 ファミレスに行く際に最も重視することは「子ども向けのサービスがある」「食事メニューの豊富さ」「味」「価格の安さ」「混み具合」となった(表5)。フリーアンサーでは「座敷があると助かる」という声が複数あったほか、「塗り絵など子どもが時間を潰せるものが置いてあると、助かる。 お子さまメニューが豊富で、おもちゃのおまけがもらえると、子どもたちも喜んで行きたがる」(30代・大阪府)や「何か面白いファミレスを選ぶようにしている。ソフトクリームが自分で作れてトッピングができたり、最近だとロボットがお皿を片付けにやってきたり…“おうち時間”が増えたからこそ、家では出来ない体験が手軽にファミレスでできるのはとても良い」(20代・兵庫県)などのコメントがあがった。

◆コロナ禍でも「変わらず利用」、さまざまな利用スタイル

 ファミレスに子連れで行くタイミングはさまざま。「パパと子どもが朝の散歩のついでに寄って、朝ごはんを済ませる。その間ママは、仕事の準備や家事に専念できて効率的」(30代・東京都)や、「子どもの誕生日特典があるファミレスがあり、車で1時間以上かかる場所だが子どもが喜ぶので、そのときだけ行く」(40代・兵庫県)のほか、「予防接種や散髪のご褒美(あまり散髪が好きではない)という名目で利用しているので、特別感があり、いつでも行けるという考えを持たせない」(30代・東京都)、「最近はテイクアウトにして、家でパーティー気分で食べる」(30代・千葉県)という人も。ファミレスに行く頻度はコロナ禍でも「変わらない」と51.4%が回答。感染対策に力を入れる各ファミレスを、変わらずに利用する子連れファミリーの姿も見える結果となった。

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