認可保育園キートス「荷物のいらない保育園」を開始
2022年2月8日 12時00分更新
株式会社ハイフライヤーズが運営する認可保育園「キートスチャイルドケア・キートスベビーケア」は、保育園で使用する荷物を全て園が用意する「荷物のいらない保育園」を2022年1月17日よりスタートした。
布団やオムツ、歯ブラシ、食事エプロンなど、保護者の金銭負担も無く毎日の通園準備から解放されることで子どもと保護者が向き合う時間を増やすことを目指す。
■「荷物のいらない保育園」実施の背景
これまで保育園に通うには、毎日たくさんの荷物を持っていく必要があった。毎日使用するオムツ、お尻拭き、食事用のエプロン、手や口を拭くタオル、歯ブラシ。それに加え、毎週末には昼寝用の布団を持ち帰り家庭で洗濯・天日干しをしてまた週明けに持っていく必要があり、仕事と育児を両立する保護者にとってかなり大きな負担となっていた。1つ1つの荷物の準備に長時間かかるわけではないが、頭の中で次にやることを考えながら時間に追われて準備をしている間、子どもと目を合わせてじっくり向き合うことはできているだろうか。子どもが眠るまでの限られた時間の中で、最大限家族での団欒の時間を過ごすために保育園にできることはないか考えた結果、実施に至ったという。
■子どもとの時間を増やすための新サービスを提供
使用する荷物を園で用意する「荷物のいらない保育園」
■保護者と保育者の負担にならないサービス
保護者にとって、「準備をする手間は減ったけどその分金銭的な負担が増えた」というサービスでは意味がなく、また保育者にとっても「負担を無くしたい」という想いは同様だ。保護者がやっていたことを保育者が負担するということでは、昨今叫ばれ続けている保育者の待遇改善に逆行してしまう。例えば布団のクリーニングは専門業者に完全委託をするなど、保育者も同じく荷物にまつわる負担を減らすことで子どもたちと向き合い全力で保育を提供する時間を確保している。
■「荷物のいらない保育園」になると・・・
■今後の展開
現状は洋服以外の荷物を全て園から提供している。2022年度中には洋服も園で用意して完全に荷物のいらない保育園を目指しており、 協力企業を探している最中だ。人生の基盤となる乳幼児期において、子どもたちが 「ママはまっすぐ自分の話を聞いてくれる」「パパは忙しくても絶対に自分のことを見てくれる」と実感する体験は、今後健やかに成長していくうえで必要な“自己肯定感“を育むことにも繋がるという考えのもと進めていくようだ。
ハイフライヤーズは、今後も利用者のニーズに寄り添いながら子どもたちの最善の利益を守り、利用者満足度を向上させることを最大のミッションとして保育サービスの提供を続けていくとした。
千葉県内にて認可保育園キートスチャイルドケア・キートスベビーケアを運営