JC・JK流行語大賞2021上半期を発表
2021年6月30日 10時35分更新
女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける株式会社AMFは、トレンドのリサーチが得意な全国の女子中高生からなるマーケティング集団”JCJK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、2021年1月〜6月までのトレンドをまとめた「2020年上半期の流行語大賞」を、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表した。
【JC・JK流行語大賞2021上半期】
【ヒト部門】
1位 Ado
初のオリジナル曲「うっせえわ」がYouTubeの再生回数が1.5億回を超える大ヒット。 多くのインフルエンサーが歌ってみた動画をアップし、2021年上半期を代表する曲となりました。リリース当時女子高生だったAdoさんは「同世代なのにすごすぎる」と多くの女子中高生から熱い注目を集めた。
2位 INI
本流行語大賞でモノ部門にてオーディション番組「PRODUCE101 JAPAN SEASON2」が選出され、 JO1さんの弟分としてデビューグループとして誕生したINIさんがヒト部門でもランクインいたした。「早くデビューしてほしい」と女子中高生から多くの期待が寄せられている。
3位 コムドット
「地元ノリを全国ノリに」をコンセプトに活動する5人組YouTuberのコムドットさんが3位にランクイン。2020年12月にチャンネル登録者数50万人を突破後わずか半年で200万人に達するほど「今最も勢いのあるYouTuber」として女子中高生から支持を集めた。
4位 中町綾
本流行語大賞でコトバ部門4位にて「さぁせぇん」が選出されたYouTuberの中町綾さんがヒト部門でも4位ランクインした。飾らない自然体の動画から「友達にほしい」という女子中高生の意見が多く見受けられた。
5位 なえなの
AbemaTV 『恋とオオカミには騙されない』から火がついたなえなのさんが5位にランクイン。SNSの総フォロワーが500万人を超え「今一番なりたい顔」という女子中高生の意見が多くあった。 インフルエンサーの代表として女子中高生から憧れとされているようだ。
【モノ部門】
1位 地球グミ
TikTokで見て買ったという女子中高生が多く、売り切れの店も続出するなど、2021年上半期の女子高生を象徴する食べ物となった。口で開けるという特殊な開け方を撮影しながら友達盛り上がることができるため、「お店に行かなくても映える」という女子高生の意見も多く聞かれた。
2位 東京卍リベンジャーズ
本流行語大賞にてコトバ部門3位でセリフ「ひよってるやついる?」が選出された東京卍リベンジャーズがモノ部門2位にランクイン。「設定が面白い」と女子中高生から高い評価を得ています。Netflixのランキング上位を獲得し続けており、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」に次ぐ更なるアニメブームに期待がかかる。
3位 パーソナルカラー
「イエベ」「ブルベ」など自分の肌のトーンに合わせてコスメやファッションを選ぶ「パーソナルカラー」が3位にランクインした。資格を持つプロの診断を受け自身のメイクに生かすと「垢抜ける」と女子中高生の熱い支持を集めた。 また、 多くの化粧品ブランドがパーソナルカラーを意識した商品開発や宣伝を行っており、盛り上がりが加速している。
4位 PRODUCE101JAPAN SEASON2
本流行語大賞のヒト部門2位にランクインした「INI」を生んだオーディション番組が4位にランクイン。 「自分の推しがデビューできるように友達にも投票を頼んだ」という女子中高生の意見が多く見受けられた。ファンがTikTokやYouTubeで布教動画を配信するなど新たなオーディション番組の楽しみ方を見せている。
5位 推しグラス
おうち時間が続く中で、友達と家でごはんを食べる時に必須なアイテムが「推しグラス」。 コップにテープで推しの名前を貼るというものでDIYとオタ活を友達と同時に楽しめることから火がついたようだ。 また、テープだけでDIYが可能なので「手軽にオタ活ができる」とアイドル好きの女子中高生から人気を集めている。
【アプリ部門】
1位 ストーリーエフェクト(Instagram)
「ストーリーエフェクト(Instagram)」は昨年の2021年JC・JKトレンド予測で当社が流行を予測し、 見事予測を的中。 Instagramのストーリーズ機能の一部で、数あるエフェクトの中から特にグリッターがつく加工が人気なことから「グリッターエフェクト」とも呼ばれています。「写真を撮る時はまずこれを使う」という盛りたい女子中高生の意見が多く見受けられた。
2位 CapCut
TikTokに投稿する際の動画加工アプリとして欠かせないのが「CapCut」。TikTokの運営会社であるByteDanceの最新アプリで、運営会社が同じなことからより「TikTokでバズる動画が作りやすい」とTikTokが手放せない女子中高生から熱い支持を集めている。
3位 PhotoBooth(Instagram)
本流行語大賞でも選出された「ストーリーエフェクト(Instagram)」を始め、 Instagramのストーリーズは女子中高生から欠かせないものであることが分かる。 PhotoBoothは名前通りフォトブースで撮影しているかのような写真を撮影することができる機能で、自撮りをする時よりも友達と一緒に撮影する際に使用することが多いようだ。
4位 ウマ娘 プリティーダービー
競走馬を擬人化したコンセプトが話題になったゲームアプリ。 アニメやグッズ等多角的に展開されていて「一度ハマったら飽きない」と女子中高生からの意見も多く聞かれた。TikTokではダッシュする姿をウマ娘のタイトル画像や曲と合わせてアップされた動画がバズるなど盛り上がりを見せている。
5位 RED
2020年JC・JKトレンド予測でも選出された「中華メイク」「網紅」が見られる中国版インスタ「RED」がランクインいたしました。中国コスメブランドが続々と日本進出しており盛り上がりを見せる中、網紅になりたい女子中高生が情報収集のツールとして使用しているようだ。
【コトバ部門】
1位 はにゃ?
芸人の丸山礼さんが生んだ「はにゃ?」が女子中高生の2021年上半期を代表するコトバとなった。 「あれ?」の進化系のような言葉で主に疑問を感じた時に使用しますが、 とぼける時や意味が理解できなかった時などに「はにゃ?」というと面白さとかわいさを両方表現できると女子高生に広く使用されている。
例) ◯◯のこと好きなの? ーはにゃ?
2位 アセアセ
焦っている時に使用する(汗)が派生し、主に口語で使用するようになった言葉が「アセアセ」。 「やばい」などと組み合わせて使える汎用性の高さから、「一日に何度も使っている」という女子中高生の意見が多く聞かれた。
例)明日のテストやばい〜アセアセ
3位 ひよってるやついる?
本大賞モノ部門2位に選出された「東京卍リベンジャーズ」で使われるセリフが3位にランクインした。TikTokで「ひよってやついる?いねえーよな」というセリフが使用された音源がバズったことから、体育祭や試合前などで気合を入れる時に使用する女子中高生が多いようだ。
例)これから試合だけどひよってるやついる?
4位 さぁせぇん
本流行語大賞のヒト部門4位にランクインした「中町綾」さんが生んだ「さぁせぇん」が4位にランクインした。 YouTubeで中町綾さんがよく使用する言葉で、「どこまで崩して言えるかを友達と競う」という女子中高生の声が多く聞かれました。プリクラを撮影する時にも落書きとして書く女子中高生も多いようだ。
例)(謝らなくても良い時にあえて使う)さぁせぇん
5位 大丈夫そ?
「大丈夫そ?」は昨年の2021年JC・JKトレンド予測で当社が流行を予測し、見事本大賞でも予測を的中。 普通に「大丈夫?」と聞くよりもより軽く聞けて今っぽいことから頻繁に使用する女子高生が多く聞かれた。
例)今日遅刻しそう ー大丈夫そ?
上半期の流行をふり返ると、「地球グミ」や「推しグラス」、「ウマ娘 プリティーダービー」などを中心に、TikTokから火がつき、あっという間にトレンドを塗り替えてしまう現象が続出しており、TikTokでバズったら天下統一ができてしまうほどの拡散力とパワーを持っていることが分かる。また「アセアセ」や「さぁせぇん」、「大丈夫そ?」など以前からあったコトバをアレンジする傾向がありコロナ禍で対面でのコミュニケーションが取りづらくなっている中、軽めでもコミュニケーションを取ろうとする女子中高生の姿勢が見られた。
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