全国の小中学生900人を対象にした「将来就きたい仕事」に関する調査

2021年3月24日 16時00分更新


 人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区)は、日本全国の小中学生900人を対象に、「将来就きたい仕事」に関するアンケート調査を実施した。本調査は2014年に開始し、今回で7回目の実施となる。

<調査結果のまとめ>
小中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位は、男子が「YouTuber(ユーチューバ―)などの動画投稿者」(以下「YouTuber」)、女子が「パティシエ(お菓子職人)」。
「YouTuber」は調査開始以来、初めて小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位に。「パティシエ(お菓子職人)」は、2年連続で小中学生女子が選ぶ将来就きたい仕事の1位に。
「YouTuber」は、小中学生女子が選ぶ「将来就きたい仕事」でも、トップ10(8位)にランクイン。
小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」のトップ10に、「YouTuber」、「ゲームクリエイター」、「エンジニア・プログラマー」という、デジタルテクノロジーと親和性の高い職業が、2年連続で3つ同時にランクイン。
中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」のトップ10に、初めて「プロゲーマー」(7位)がランクイン。

【調査結果の詳細】
(1)小中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」

 全国の小中学生900人に対し、「あなたは、大人になったらどのような仕事をしたいですか。」と質問したところ、1位は男子が「YouTuber」(7.8%)、女子が「パティシエ(お菓子職人)」(18.4%)となった。「YouTuber」は、この調査を開始して以来、初めて小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位となりました。「パティシエ(お菓子職人)」は、2年連続で小中学生女子が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位となっている。

 今回の調査では、小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」のトップ10に、「YouTuber」(1位、7.8%)、「ゲームクリエイター」(3位、5.3%)、「エンジニア・プログラマー」(4位、5.1%)というデジタルテクノロジーと親和性の高い3つの仕事が、2年連続で同時にランクインしました。デジタル関連の仕事が、特に男子たちの間で浸透してきていることがうかがえる結果となった。

<小中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)>

順位小学生男子(n=450)%順位小学生女子(n=450)%
1YouTuberなどの動画投稿者7.8%1パティシエ(お菓子職人)18.4%
2サッカー選手6.4%2先生(大学・高校・中学・小学・幼稚園など)8.4%
3ゲームクリエイター5.3%3看護師7.1%
4野球選手5.1%4医者5.6%
4警察官・刑事5.1%5会社員(サラリーマン・OL)3.6%
4エンジニア・プログラマー5.1%6服飾デザイナー2.2%
7運転手(バス・タクシー・電車など)4.9%6漫画家2.2%
8公務員4.4%8ピアノやお稽古ごとの先生1.8%
9学者・研究者4.2%8YouTuberなどの動画投稿者1.8%
10医者4.0%10学者・研究者1.6%
10公務員1.6%

<小学生が選ぶ「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)>

順位小学生男子(n=300)%順位小学生女子(n=300)%
1YouTuberなどの動画投稿者8.7%1パティシエ(お菓子職人)22.0%
2サッカー選手7.3%2先生(大学・高校・中学・小学・幼稚園など)10.0%
3警察官・刑事6.7%3医者7.3%
3運転手(バス・タクシー・電車など)6.7%4看護師6.7%
5野球選手6.0%5YouTuberなどの動画投稿者2.7%
6エンジニア・プログラマー4.7%5漫画家2.7%
6ゲームクリエイター4.7%7ピアノやお稽古ごとの先生2.0%
8学者・研究者4.0%8学者・研究者1.7%
9医者3.3%8服飾デザイナー1.7%
9公務員3.3%8歌手1.7%
8会社員(サラリーマン・OL)1.7%

<中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」ランキング トップ10(男女別)>

順位中学生男子(n=150)%順位中学生女子(n=150)%
1会社員(サラリーマン・OL)17.3%1パティシエ(お菓子職人)18.7%
1公務員17.3%2会社員(サラリーマン・OL)15.3%
3ゲームクリエイター15.3%3公務員12.0%
4エンジニア・プログラマー15.3%4看護師10.0%
5学者・研究者10.0%5先生(大学・高校・中学・小学・幼稚園など)9.3%
6YouTuberなどの動画投稿者9.3%6医者4.7%
7プロゲーマー8.7%6服飾デザイナー4.7%
8医者8.0%8キャビンアテンダント(CA)4.0%
9サッカー選手7.3%8歌手4.0%
9経営者7.3%8専業主婦/主夫4.0%

(2)小中学生が「好きな教科・嫌いな教科」
 日本全国の小中学生900人に対し、「あなたがもっとも好きな教科を教えてください。」と質問したところ、1位は「算数・数学」(19.1%)でした。2位は「図画工作・美術」(14.1%)、3位は「体育・保健体育」(13.2%)だった。

一方、「算数・数学」は「嫌いな教科」として挙げた子どもも多く、「嫌いな教科」でも1位(23.9%)となった。嫌いな教科の2位は「国語」(13.7%)、3位は「外国語」(7.7%)だった。

<小中学生の「好きな教科」・「嫌いな教科」ランキング トップ5>

順位好きな教科(n=900)%順位嫌いな教科(n=900)%
1算数・数学19.1%1算数・数学23.9%
2図画工作・美術14.1%2国語13.7%
3体育・保健体育13.2%3外国語7.7%
4国語13.0%4社会7.2%
5社会9.6%5体育・保健体育6.8%

【調査概要】
調査対象:日本全国の⼩中学⽣歳の男⼥900人(各学年男女50人ずつ、合計900人にアンケート)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2020年12月16日~25日

関連カテゴリー