株式会社QuickWorkは、日本全国500万社以上の企業情報を網羅した日本最大級のデータベースを誇る「SalesNow DB」において、小売業界における平均年収ランキングTOP10を発表した。
近年小売業界は急速な変化を迎えている。新型コロナウイルスの影響により、オンラインショッピングが急速に普及したり、消費者のライフスタイルが大きく変化したことによって大きく変化している。
例えばコロナ禍における「Stay Home」によってオンラインショッピングが一般的になり、ECサイトを運営する小売業者が増加した。加えてリアルな実店舗においても、店舗やECサイト、SNSなど、オンライン/オフライン問わず、あらゆるメディアを活用して顧客と接点を作り、購入の経路を意識させずに販売促進につなげる戦略のオムニチャネル戦略を取り入れる小売業者が増えている。
商品をオンラインで購入した後、実店舗で受け取ることができたり、逆に実店舗で商品を見てからオンラインで購入することができたりするようなサービスが注目を集めて、ユーザーの利便性が高まっている。
また、非接触型決済や自動精算システムの導入が進んでいることにより、データ解析実行が容易になってきたことによるマーケティング活動の強化なども積極的に行われるようになった。
消費者のライフスタイルにとても密着している小売業者は常に変化に対応していくため、消費者のニーズに合わせたサービスはさらに進化していくことと思われる。そんな小売業界の年収ランキングを今回はお伝えする。
平均年収ランキングTOP10
第1位はクリエイトSDホールディングスだ。東京都・神奈川県・静岡県など関東地方を中心に展開する持株会社である。事業会社はドラッグストアと調剤薬局を運営する株式会社クリエイトエス・ディーなど4社で構成されている。神奈川県を中心に出店しており、地域に密着した事業展開を行っている。
第2位はファーストリテイリング。株式会社ユニクロや株式会社ジーユーなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社だ。山口県山口市に本社を、東京都港区のミッドタウン・タワーに六本木本部を、江東区に有明本部を置いている。 世界のカジュアル衣料品の企業の中での売り上げはZARAを擁するインディテックス(スペイン)、H&M(スウェーデン)に次ぐ第3位であり、時価総額は、世界1位を誇っている。
第3位はFOOD&LIFE COMPANIES。グループ全体の本部機能を担い、各ビジネスモデルの世界展開と、グループ売上1兆円に向けての各種施策立案・実行をしている。同社グループは、同社及び連結子会社10社で構成されており、直営方式による回転すし店のチェーン展開を主たる事業としている。同社グループは、国内では「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店を中心に展開し、海外では韓国、台湾、シンガポール、香港で直営方式による回転すし店を展開している。
その他は第四位はイオン、第五位はニトリホールディングスと続く。
【調査概要】
会社名 :株式会社QuickWork
調査期間:2022年5月 ― 2023年5月
出典:SalesNow DB(https://db.salesnow.jp/)