2022年人気&ニーズが増えたビジネス知見とは?
2022年12月27日 10時35分更新
グローバルなナレッジプラットフォームを運営するビザスクは、2022年にビザスクでマッチングしたスポットコンサル(1時間単位のインタビュー形式)約6万件を分析し、2022年を振り返る4つのランキングを発表した。
今回発表したランキングは、(1)2022年人気のビジネス知見TOP10 (2)2021→2022 “ニーズが増えた”知見TOP10 (3)2022年人気急上昇のビジネス知見TOP3 (4)2022年 人気のビジネス知見~海外編~TOP10 の4つだ。
ビザスクでは例年、1年間にマッチングした案件タイトルを分析し、その年の人気知見ランキングを発表している。今年も「ビザスクinterview」及び「ビザスクlite」で、2022年にマッチングが成立した約6万件の案件タイトルから、主要キーワードを抽出・分析しランキングを作成した。
(1)2022年 人気のビジネス知見TOP10 ITが不動の一位、小売が初ランクイン
1位は2021年に引き続き「IT」となったが、「データ」も昨年7位から4位に上昇しており、デジタル化やデータ活用の可能性が着目されるビジネストレンドを反映する結果となった。
また、「小売」が初ランクインを果たしました。具体的にはITツール導入等による業務改善や新たな販売戦略に関する案件が多く見られ、小売業界においてもイノベーションへ取り組む動きがうかがえる。
(2)2021→2022 “ニーズが増えた”知見 TOP10 メタバースに関する相談が11倍以上に
「メタバース」「NFT」といった、今年、話題をを席巻したトレンドワードが上位にランクインした。新しい知見だからこそ、業界全体の市場動向を探るような案件が多く見られた。
さらに、「フリーランス」「副業」といった働き方に関する知見へのニーズが増えている点も注目。国の副業解禁推進などに後押しされ、多様な人材活用や従業員の働き方を検討するフェーズにきていることがうかがえる。
(3)2022年人気急上昇のビジネス知見TOP3
2022年は数多くの新たなビジネストレンドが生まれ話題となった。それに伴いその領域の知見を求める案件が急増したことを受け、新出で特にニーズが集まった知見のランキングを作成。「web3」「量子」など最先端の技術に関して情報収集することで、未来を予測しながら中長期的に新規事業を検討していく動きが見える。
また、10月の岸田内閣の発表で話題となった「リスキリング・学び直し」も人気が急上昇した。
(4)2022年 人気のビジネス知見~海外編~TOP10
2021年11月の米国同業Coleman Research Group, Inc.の買収により、海外データベースが格段に充実した結果、多くの国内クライアント企業から海外調査の依頼を受けた。
今回新たに「IT」がランクインしたが、まさにIT・製造業の分野が強みであるColeman社のデータベースが企業からのニーズに合致し活用が進んだ結果と言えるだろう。
■おわりに
2022年のランキングは、「メタバース」「web3」といった言わばバズワード、とも言えるほど注目を集めたビジネス知見へのニーズが急増したことが印象的な結果となった。新たなテクノロジーや社会変化に対応するため企業がイノベーション創出に挑戦する動きがランキングからも見えてきた。また、「リスキリング」「組織・人材」「副業」なども新たにランクインし、企業の人材活用や個人の多様な働き方についても益々関心が高まっていることがうかがえた。
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