1位はセールスフォース・ドットコム、働く環境が整備され高評価を獲得!社員が選ぶ「働きがいのある企業ランキング2018」
2018年1月30日 12時14分更新
就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」を運営するヴォーカーズは、社員が選ぶ「働きがいのある企業ランキング2018」を発表した。
このランキングは、2016年7月1日から2017年12月31日までの間、「Vorkers」に投稿された「社員・元社員による、働く環境に関する評価点」(全48,975件)を集計し、社員の働きがいをランキング化したものとなっている。
対象者は、回答時に現職または1年以内に退職した社員で、複数のグループ会社が該当している場合はホールディングス・親会社のみを対象としている。
ランキングの評価点は、匿名の社員・元社員による自らの職場環境に関するフリーアンサー(10項目・合計500文字以上)と共に投稿されており、Vorkers独自の審査を通過した回答のみを対象に集計した結果となっている。
今年で第5回目となる今回の調査では、「働きがいのある企業」として、1位に株式会社セールスフォース・ドットコム、2位にサントリーホールディングス株式会社、3位にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&G)が選ばれた。
1位を獲得したセールスフォース・ドットコムは、「努力した分だけ結果として繁栄される」(営業・男性)や「顧客に寄与しようという文化が定着している」(技術営業・男性)といった回答が挙がっている。企業文化として、社員同士がモチベーションを高めあい、結果をしっかりと評価する風土が出来上がっている点が高得点につながっている。
2位にランクインしたサントリーホールディングスは、「やらないことを怒られることはあっても、やってダメだったことを怒られることはない」(企画・女性)という声があり、非常に風通しがよく、伸び伸びと活動できる環境に評価が集まっているようだ。
3位のプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)については、「必要なスキルに関するトレーニングがかなり充実している」(本社企画・男性)という回答や、「評価に値する貢献ができた際に贈られるPower of youという奨励システムがある」(PS・男性)という回答から、人材を大切に扱い、育てる企業の意識が感じられる。
時代の変遷とともに、働き方と考え方に多様性が生まれている。働くことにやり甲斐を見出せず、目標や夢を描きにくい社会となり、従業員は安定を求め、出世意欲は減退している。一方、企業は厳しさを増すグローバル環境の中で、持続的かつ生産的に事業を推し進め、競合との争いの中で勝ち残っていかなければならない。
「個」と「集団」の難しいバランスの中で、いかに企業が個人に働きやすい環境を提供し、人材を育て、労働生産性を高めていくのか。
今回のランキングの結果と従業員の回答から、その答えのヒントを見出すことができるのはないだろうか。
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