仕事満足度ランキング2017【業種】1位はコンサル業界―DODA調査
2017年9月6日 16時30分更新
パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA」は、20歳~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、仕事に対する満足度調査を行い、その結果を発表した。同調査は、現在就いている職種について、『総合』『仕事内容』『給与・待遇』『労働時間(残業・休日など)』『職場環境(社風・周囲の社員など)』の5つの指標別に満足度を100点満点で回答してもらった結果をまとめたものである。
パーソナルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する転職サービス「DODA」による調査。対象は19業種・110職種の20歳〜59歳の正社員で、7月に実施された。
◆仕事満足度の高い業種ランキングTOP10
19業種の仕事満足度をもとにした業種ランキングは以下の通り。
1位のコンサルティング業界は、調査で用いた5指標のうち「労働時間」を除いた「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「職場環境」の4つで満足度トップとなった。トータルのバランスの良さが高い満足度へとつながったようだ。
◇満足度が高いのは「労働時間」
「仕事満足度ランキング2017」は、現在の仕事満足度が100点満点中何点であるかを回答者に質問し、その平均値をもとに集計している。指標としたのは「総合」「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間(残業・休日など)」「職場環境(社風・周囲の社員など)」の5項目。
◇「総合」の平均点は63.7点だった。その他の4指標について平均点が高い順に並べると、「労働時間」67.4点、「仕事内容」65.5点、「職場環境」61.8点、「給与・待遇」58.4点となっている。残業・休日など「労働時間」に対する満足度は高く、「給与・待遇」では比較的低いことが分かる。
◇「労働時間」の満足度が高い要因の一つとして、働き方改革に取り組む会社が増えたことが挙げられる。回答者からは「残業、休日について働き方の方針がある」「フレックス、有休などをきちんと取るルールがある」といったコメントが寄せられている。
◇「仕事内容」が満足度に大きく影響
では「仕事内容」「給与・待遇」「労働時間」「職場環境」といった指標の満足度は、総合的な仕事満足度にどういった影響を与えるのか。
今回の調査の結果、総合的な仕事満足度への影響が最も大きいのは「仕事内容」であることが分かった。次いで「給与・待遇」「職場環境」「労働時間」の順となっている。
「仕事内容」の満足度が高い人は、総合的な満足度も高い傾向にあるという。一方、「職場環境」や「労働時間」の満足度が高くても「仕事内容」の満足度が低い人の場合は、総合的な満足度が低くなる傾向にあった。
日本人の働き方が変化してきたことで「労働時間」の満足度は高くなっている。しかし、「仕事内容」への満足を生み出さなければ、総合的な満足にはつながらないという結果だった。
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