制度の使いやすさや子育てを尊重する文化醸成が高評価のカギに、「子育てがしやすい会社」トップ10

2016年5月18日 15時27分更新


 株式会社リブセンスは、転職口コミサイト「転職会議」にて、従業員や元従業員などのユーザーが投稿した口コミデータに基づき、『子育てがしやすい会社ランキング』を発表した。

 「育児・介護休業法」や「女性活躍推進法」など、法的には仕事と育児の両立や女性が柔軟に働くための環境が整いつつある一方で、企業内の対応状況はこれから、という会社はまだまだ多い印象にある。
 今回は、子育てがしやすい職場環境を作る上で欠かすことのできない「チームワーク」「育児介護休暇」「長く働ける」という3つのキーワードで、転職会議に寄せられた口コミデータを集計し、子育てのしやすい企業をランキング形式で発表している。

■ 「子育てがしやすい会社」ランキングTOP10

 トップ10にランクインした企業を見てみると、「総合電気」「運輸・交通」の関連企業が2社ずつあるものの、業界として目立った偏りはないように見える。現状、子育てのしやすさという点で業界的な傾向は見られず、各社各様の取り組みがなされているようだ。

 トップ3の企業に寄せられた口コミを見ても、制度設計がしっかりとされているという声が非常に多く、安心して産休・育休を取得し、復帰ができる職場環境が整っている印象にある。また、システムインテグレーターらしい、テレワークによる在宅勤務制度の導入もあり、柔軟且つ多様な働き方を推進する企業姿勢が感じられる。
 今回上位にランクインした企業は総じて、女性の活躍の場を創出するなど、女性活躍推進に積極的に取り組んでいるということが挙げられる。しっかりとした制度設計がされているだけでなく、必要に応じて制度利用ができる文化醸成がなされているのも特徴的だ。同僚や上司の理解があり、チームで仕事を分担することができる雰囲気があると、育児者も、育児者をサポートする社員も相互に負荷を抑え働くことができるといえよう。
 これからの会社選びには、益々「子育てのしやすさ」が重要な判断基準となりそうだ。
  
  

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