利便度と快適度で高評価、千葉県印西市が6年連続トップ!全都市「住みよさランキング」

2017年6月21日 10時38分更新


 東洋経済新報社では、814都市(全国791市と東京23区)を対象にした「住みよさランキング」の最新結果を発表した。
 「住みよさランキング」とは、東洋経済新報社が公的統計をもとに、現状の各市が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたものであり、1993年以来、今回で24回目の公表(2011年は非公表)となる。
 
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 2017年の「住みよさランキング」総合評価1位は印西市(千葉)で、2012年から6年連続のトップとなった。2位は砺波市(富山)で、昨年の3位から順位を1つ上げた。3位は長久手市(愛知)で、昨年まで2年連続2位だったが、今年は順位を1つ下げる結果となった。
 
 印西市は、東京都心まで約40㎞の千葉県北西部に位置し、3市にまたがる千葉ニュータウンの面積の過半を占める住宅都市である。人口は約9.2万人(2015年国勢調査)だが、人口、世帯数ともに増加し続けている。「利便度」が3位、「快適度」が12位で、この2部門が全国トップクラスの評価を得ている。「安心度」が635位と下位にあるが、他の4部門の評価が相対的に高く、総合トップの座を守った。
 
 2位の砺波市(富山)は、昨年3位から順位を1つ上げて、2位に浮上した。砺波市は、富山県の西部、砺波平野の中心部に位置する人口約4.9万人(2015年国勢調査)の都市。農村部は散居村の風景が広がる一方、市の西部で3つの自動車道が結節する交通の要衝で、郊外型の大型商業施設も多数進出している。「利便度」10位、「住居水準充実度」30位の2部門が高い評価を得ている。
 
 3位の長久手市(愛知)は昨年2位から順位を1つ下げた。長久手市は、名古屋市の東部に隣接する典型的なベッドタウンで、市内には愛知県下最大級の「愛・地球博記念公園」がある。人口は約5.7万人(2015年国勢調査)。「快適度」は全国2位、「富裕度」が32位、「利便度」は32位と、3部門で全国トップクラスの評価となっている。
 
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 地域ブロック別で見ると、「北海道・東北」は名取市(宮城、総合 11 位)、「関東」は印西市(千葉、総合 1 位)、「甲信越・北陸・東海」は砺波市(富山、総合 2 位)、「近畿」は草津市(滋賀、総合 24 位)、「中国・四国」は下松市(山口、総合 30 位)、「九州・沖縄」は福津市(福岡、総合 35 位)が1位となった。
 
 
 

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