gooランキングは、世の中のあらゆる「こと・もの」をランキング化する国内最大級のランキング情報サイト。今回は、地域性が魅力の「ご当地もの」麺料理に注目。一度は食べてみたいご当地麺料理はどれなのかアンケートをとり、ランキングにした。
●1位:わんこそば
1位を獲得したのは、給仕の際の「ハイ、じゃんじゃん!」「ハイ、どんどん!」という掛け声が印象的な、岩手県名物「わんこそば」。わんこそばは、南部地方に伝わる「そば振る舞い」がルーツと言われており、ゆでたてのそばをおいしくたくさん食べてもらおうという、おもてなしの心から生まれた伝統料理だ。食べ進めるごとに、おわんがうずたかく積まれていく様子はインパクト大。30年以上の歴史を持つ「全日本わんこそば選手権」やテレビ番組の大食い企画などで全国的にも知名度が高く、今回の納得の結果となった。
●2位:イタリアン
2位に続いたのは、新潟県民のソウルフードとも言われている「イタリアン」。イタリアンといえば、一般的にはピザやリゾットなどのいわゆるイタリア料理全般を指すが、こちらは焼きそばの上にミートソースを乗せた麺料理。元祖とされているお店「みかづき」がまだ「三日月」という甘味喫茶だった1960年に、おしゃれなスタイルのオリジナル焼きそばとして販売したのが始まりと言われている。イタリアンのお店といえは、みかづきだけでなく長岡の「フレンド」も有名だが、2019年には、ランチパックから両店バージョンの「イタリアン風味」が発売されたのも記憶に新しい。テレビや雑誌で取り上げられる機会も多く、注目度の高さがうかがえる。
●3位:瓦そば、札幌ラーメン
3位にランク・インした「瓦そば」は、熱した瓦の上に茶そばや牛肉、錦糸卵などをのせ、温かい麺つゆで食べる山口県の郷土料理。瓦の遠赤外線効果によって、時間が経っても熱々のまま食べられるのが特徴で、山口県では一般家庭でも親しまれているそうだ。
同票で3位に並んだ北海道のご当地ラーメン「札幌ラーメン」はみそ味が有名だが、しょうゆ味や塩味をラインナップしているお店も少なくないらしい。スープの表面をラードで覆って冷めるのを防ぐという、寒い地方ならではの工夫がユニークな料理。