世界遺産効果?で五島列島、軍艦島がランクアップ!阪急交通社「全国の離島ランキング」
2019年6月28日 18時11分更新
豊かな自然、独特の風土や料理、貴重な文化財、山ではトレッキング、海ではダイビングと、離島にはさまざまな旅の魅力が凝縮されている。阪急交通社では、数ある離島の中でも、どの離島を旅行先として選ぶ人が多いのか、過去1年間の申込者数から算出したランキングを発表した。
■全国の離島ランキング
1位 利尻島(りしりとう)・礼文島(れぶんとう)<北海道>
2位 石垣島(いしがきじま)<沖縄県>
3位 五島列島(ごとうれっとう)<長崎県>
4位 竹富島(たけとみじま)<沖縄県>
5位 軍艦島(ぐんかんじま)<長崎県>
6位 西表島(いりおもてじま)<沖縄県>
7位 屋久島(やくしま)<鹿児島県>
8位 小豆島(しょうどしま)<香川県>
9位 淡路島(あわじしま)<兵庫県>
10位 宮古島(みやこじま)<沖縄県>
対象:阪急交通社による2018年6月1日~2019年5月31日催行のツアー
発着地:発着地問わず
*ツアー名に、対象となる離島名が含まれたツアーを集計対象
3位の五島列島は2018年、5位の軍艦島は2015年、7位の屋久島は1993年に、それぞれ世界遺産に登録されている。
特に五島列島は前回調査時(2016年6月1日~2017年5月31日)のランク外から、大きくランクアップした。1位は前回と変わらず、利尻島・礼文島。安定した人気を保っている。
1位 利尻島(りしりとう)・礼文島(れぶんとう)<北海道>
■島の面積:約182km2(利尻島)、約81km2(礼文島)
別名「利尻富士」とも呼ばれる利尻山の標高は1,721mで、本格的な登山も楽しめる。その麓にある姫沼は、湖面に利尻山が映る絶景スポットとして人気。島内は湿性植物や高山植物が豊富なので、散策にうってつけ。
また、「花の浮き島」とも呼ばれる礼文島では、300種以上もの高山植物を見ることができ、中でも礼文島の町花となっているレブンウスユキソウの群生地などが有名。
2位 石垣島(いしがきじま)<沖縄県>
■石垣島の面積:約222km2
石垣島は前回9位からの大幅ランクアップ。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星を獲得した川平湾では、サンゴ礁やカラフルな熱帯魚を見られるグラスボートや、琉球石灰岩でできた無人島を探索するツアーが人気。
日中はエメラルドグリーンに輝くビーチだが、夕方には夕日で真っ赤に染まり、夜には満点の星空が広がる。シュノーケリングのナイトツアーに参加すれば、幻想的な夜光虫を見られることも。
3位 五島列島(ごとうれっとう)<長崎県>
■五島列島の面積:約326km2(福江島)、約168m2(中通島)、約37km2(久賀島)、約30km2(若松島)、約23km2(奈留島)など
2018年6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録されたこともあり観光客が増えている五島列島。圏外から3位にランクアップ。
140もの島からなる五島列島は、潜伏キリシタンが生活していた洞窟や教会などを中心に各島に見どころが満載。また、福江島の高浜ビーチは白い砂浜と澄んだ青い海が美しく、日本の渚・100選にも選ばれている。
4位 竹富島(たけとみじま)<沖縄県>
■竹富島の面積:約5km2
沖縄の原風景が多く残る竹富島は、面積約5km2、周囲約9kmと小さな島ですが、島内を走る水牛車や、白い砂浜に透明度の高い海、赤瓦の古民家など、沖縄ならではの雰囲気を楽しむことができる。島内にはコテージタイプのホテルが複数あり、のんびりと贅沢な時間を味わいたい方に人気となっている。
石垣港から高速船で約10分とアクセスが良く、石垣島から日帰り観光することも可能。
5位 軍艦島(ぐんかんじま)<長崎県>
■軍艦島の面積:約0.063km2
軍艦島の通称で知られる端島(はしま)は、海底炭鉱によって栄えた島で、島内には炭鉱関連施設や高層アパートがせめぎあうように建てられたが、閉山と共に無人島となり、島全体が廃墟となっている。
長らく立入禁止だったが、2009年4月に上陸見学が可能となり、2015年に世界遺産に登録されたことで、国内外から観光客が訪れるようになった。島内では指定された区域のみ見学が可能で、第三見学場では日本最古の高層鉄筋アパート「30号棟」を見ることができる。
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