「イクボス」充実度、都道府県1位は三重県!第一回イクボス充実度アンケート調査結果

2017年6月19日 15時42分更新


 部下の育児・介護と仕事の両立を後押しする上司「イクボス」を推奨するNPO法人ファザーリング・ジャパンでは、平成28年度までに「イクボス宣言」を行った全国180の自治体を対象に、「第一回イクボス充実度アンケート調査」を実施し、その結果およびランキングを発表した。
 
 アンケートは、47都道府県と133市区町村に送られ、37都道府県と89市区町から回答を得た。イクボス研修の実施や民間企業との連携など15項目について質問し、合計200点満点で評価した。アンケートの結果、都道府県部門の充実度ランキングでは、鈴木英敬知事自身も育休を取得した三重県が195点を獲得して1位となった。また、広島が180点、鳥取が160点と続いた。
  
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 三重県は、イクボスの姿勢を人事評価に反映させ、県内の企業とともにイクボスの普及を目指していることなどが評価された。鈴木英敬知事が15年3月にイクボス宣言し、16年4月には男性の育児参画に熱心な企業などでつくる「みえのイクボス同盟」を発足させ、民間も巻き込んで施策を推進している。
 
 同NPO法人代表理事の安藤哲也氏は、「管理職研修や制度改正に本気で取り組んだかどうか、イクボスの推進によって男性の育休取得率、女性管理職比率、長時間労働の是正、有休取得率などを改善し、成果が出ているかどうかも自治体によって差がある」として、「イクボスを推進し、職場の意識改革・業務改善を本気モードで進めていただきたい」と語っている。
 
 同様の調査は、また3年後に実施予定だとしている。
 
 
 
■調査概要
・調査対象: 平成29年3月末までにイクボス宣言を行った全国180の都道府県および市区町村
・調査期間: 2017年3月31日~2017年5月15日
・調査方法: WEBフォームまたはEメールによる回収
・有効回答: 126自治体(内訳:都道府県37、市区町村89)
 
 
 

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