【大学・研究機関】他社牽制力ランキング2013トップ3は産総研、JST、物質・材料研

2014年6月6日 11時25分更新


・大学・研究機関で、他機関の特許申請を阻害する、先行権利を有する企業のランキング
・トップ3は産総研、JST、物質・材料研がランクインした

 
 
 株式会社パテント・リザルトは大学・研究機関を対象とした、先行技術を多数保有している先進的な機関のランキングを発表した。具体的には特許として権利を申請され、それが拒否された場合、申請が拒否された理由として保護された権利(先行して取得した特許)を多数保有している順に、牽制力ランキングとしている。

 その結果2013年に最も引用された企業は、1位は産業技術総合研究所の1,695件、次いで科学技術振興機構の1,067件の2機関が他機関を大きく離した。3位の物質・材料研究機構は321件となった。10位までのランキングは以下のとおり。

(数字は特許数)

1 産業技術総合研究所 1,695
2 科学技術振興機構 1,067
3 物質・材料研究機構 321
4 UNIVERSITY OF CALIFORNIA 298
5 理化学研究所 265
6 東京工業大学 256
6 情報通信研究機構 256
8 東北大学 243
9 鉄道総合技術研究所 240
10 東京大学 230

 1位と2位はいずれも日本の独立行政法人として、日本のあらゆる分野の研究開発を行っている機関。牽制力からみても、間接的に国内産業の発展を支えている結果となった。反面、大学でトップに入ったのはカリフォルニア大学。日本の東工大、東北大、最高学府の東大をも上回る結果となっていることはやや残念な結果か。

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